こんにちは!
音楽ブロガーのコバヤシです!!
この間、知り合いがこんなことを言っていたんですよ。
「アコースティックギターの音色って、温もりがあって良いよなぁ。指で優しく爪弾きながら歌ってもいいし・・・。ピックでジャカジャカとロックに歌ってもいいし・・・。アコギ最高!!」
うん、間違ってない。
間違ってないんだけど・・・
「弾き語りだけがアコースティックギターの魅力じゃねぇぇぇぇぇぇえええええーーー!!!!」
と、思わず口走ってしまいました。
何をかくそう、世の中にはアコースティックギター1本だけで素晴らしい音楽を奏でる名手たちが、たっくさんいるからです!!
というわけで、本記事では・・・
・各ギタリストの特徴やおすすめのアルバムも知りたい!
といった方のために、ギター音楽が大好きな筆者が「ギター好きなら絶対に聞くべき、アコギインスト系のギタリスト」を国内外問わずに10人紹介します。
超絶テクニックを持つということはもちろんのこと、どのアーティストも自分だけの音色を持っていて、サウンドや奏法も個性豊かな方ばかりですので、気に入った方がいたらぜひチェックしてみてくださいね!
それではさっそくいってみましょう〜!!
タップできる目次
アコギインスト系の音楽ってなに?
アコギインスト(アコースティック・インストゥルメンタル)の略称になります。
その名の通り、アコースティックギター1本で奏でられる極上のインストミュージック。
アコギを弾くといっても、親指にサムピックをつけて爪弾くスタイルや、アコギを叩くようにして音を出すスラム奏法など実にさまざま!
本記事で紹介されているギタリストの動画を見れば、「え?アコースティックギターってこんな弾き方もできるの!?」という気分になること間違いなしでしょう。
奥が深いアコギインストの世界へ、一緒に足を踏み入れてみましょう!
ギター好き必見!おすすめのアコギインスト系ソロギタリスト10選
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また、「Amazon Music Unlimitedがどんなサービスなのかわかりやすくまとめた記事」もありますので、参考にしていただけたら嬉しいです!
マイケル・ヘッジス
最初に紹介するのは、アコギインスト界の詩人と呼ぶにふさわしい「マイケル・ヘッジス」です。
インスト音楽の名門「ウィンダム・ヒル・レコード」の看板ギタリストとして、多くのアコギ名盤を生み出しました。
おそらく現在、ソロギタリストとして活躍しているプロミュージシャンは、彼の影響を少なからず受けていると思います。
マイケル・ヘッジス以前〜以後と言われるほど(勝手にぼくが言ってるだけですが・・笑)、ソロギター界に大きな衝撃を与えており、いまなお彼のフォロワーは後をたちません。
彼の音楽を聴いていると、不思議と大自然の風景が浮かんでくるんですよね。
大地の鼓動や、生命が生き生きと動く様をギター1本で聞かせてくれているような感覚。
カッコいいとかの次元を超えて、宇宙的なスケールで音楽を奏でている・・そんな気さえしてしまいます。
変則チューニングを駆使し緻密に練られた楽曲構成や、右手で弦を叩いてハーモニクスを出すスラップ・ハーモニクス奏法など、革新的な音楽を次々と生み出した彼ですが、43歳という若さで事故によりこの世を去っています。
マイケル・ヘッジスが生きていたら、新しい音楽を我々に聞かせてくれていたのか・・・残念でなりません。
Michael Hedges – Aerial Boundaries(YouTube)
マイケル・ヘッジスのおすすめアルバム
トミー・エマニュエル
アコギの神様として、現代アコースティックギター界の頂点に立つ男・・・それがトミー・エマニュエルです!
世界3大ギタリストとして、エリック・クラプトン、ジミー・ペイジ、ジェフ・ベックが挙げられますが、それのアコギ版があるとしたら確実にランクインするギタリストでしょう。
トミー・エマニュエルは1955年生まれ、オーストラリアのニューサウスウェールズ州に生まれました。
兄のフィル・エマニュエルもオーストラリアで有名なギタリストで、兄弟そろって超絶なテクニックを持っています。
トミー自身もわずか4歳でギターをはじめ、10歳の頃にはすでにプロとして活動していたというから驚きです!
トミーのプレイは、スタンダードチューニングとドロップDチューニングを基本とした、オーソドックスなスタイル。
ユーモアも混ぜながら、超難しいフレーズを笑顔でサラッと弾きこなしてしまうあたりに、大人の余裕を感じるんだよなぁ。そしてリズム感も抜群!
ロック、カントリー、ブルース、ジプシージャズなど、さまざまなジャンルの音楽から影響を受けており、何を弾かせてもマジでめちゃくちゃ巧いです!
「超絶ギタリスト」という言葉が彼ほど似合うギタリストもそういないでしょう。
ちなみにトミーは、伝説のフィンガーピッカーであるチェット・アトキンスから「地球上で最高のギタリストの1人」と評されており、『Certified Guitar Player(通称C.G.P)』の称号を授かったギタリストでもあります。
Classical Gas – Tommy Emmanuel(YouTube)
トミー・エマニュエルのおすすめアルバム
押尾コータロー
日本が世界にほこるアコースティックギターの名手といえば、「押尾コータロー」で間違いないでしょう!
1968年生まれ、大阪出身の押尾コータローは、ソロギタリストとしては快挙の「モントルー・ジャズ・フェスティバル」にも出演したスーパーギタリスト。
マイケル・ヘッジスやタック・アンドレスといったギタリストの影響を受けており、オープン・チューニングやタッピング、スラム奏法を駆使した独特の奏法は、唯一無二の個性をはなっています。
ギターを弾くというよりは”叩く”という表現が一番ピンとくるかもしれません。
筆者もはじめて(高校生の頃だったかなぁ〜)押尾コータローのライブ映像を観た時は、あまりの衝撃に開いた口が塞がりませんでした!(笑)
彼の演奏を聞いたことない人はきっと、「え?ギターってこんなに叩いて音でるもんなの!?というかどうやって音が出てるの?」と思うこと間違いなしでしょう。
「翼〜Hoping for the Future〜」や「RELATION」のように爽やかでアップテンポな曲もカッコいいけど、「MOTHER」のようにしっとりと聞かせる楽曲も最高なんですよね。
テクニックはもちろんのこと、表現力もずば抜けて高いソロギタリストの1人だと思います。
押尾コータローのおすすめアルバム
Andy Mckee(アンディ・マッキー)
1979年生まれ、アメリカ合衆国カンザス州出身のソロ・アコースティックギタリスト。
はじめてYouTubeで彼の代表曲「Drifting」を聞いた時の衝撃は、いまでも鮮明に覚えています。
まずコワモテの髭面なのに、めちゃくちゃクリアで美しい音楽を奏でることにビビりました!
しかも弦は叩くわ・・・ボディは叩くわで、めちゃくちゃな弾き方をするギタリストだなぁと(笑)
あまりのカッコ良さにコピーしようとしたけど、そもそも何をしているのかわからずに挫折したのは良い思い出です。
「Into the Ocean」という曲では、特殊なハープギターを用いて、美しい海の世界を表現していたりと独創性やアイデアも素晴らしいギタリストだなぁと思います。
テクニックも素晴らしいですが、ギターのフレーズひとつひとつが本当に綺麗で美しいです。
大自然の中で、アンディ・マッキーの生ライブを聞けたら最高だろうなぁーといつも思います。
Andy McKee – Drifting(YouTube)
アンディ・マッキーのおすすめアルバム
中川イサト
日本のフォークグループ「五つの赤い風船」で活躍した、日本フィンガーピッカーの草分け的存在。
1947年生まれ、大阪出身の中川イサトは日本を代表するソロギタリスト、押尾コータローの師匠でもあります。
日本のアコギインスト界は、この人がいなければここまで大きく発展しなかったかもしれません。
それほどまでに、熟練された職人技ともいえるソロギターは、多くのギタリストに多大な影響を与え続けています。
オリジナルのアルバムも数多く発表しており、中川イサトの持つ日本的なメロディーセンスは聞くものの心を震わせます。
なんというか、マイケル・ヘッジスとかアンディ・マッキーのような派手さはないんですけど、じっくりと聴き入ってしまう不思議な魅力があるんですよね。
フォークミュージックとアコギインストの良さを見事に融合させたギタリストだと思います。
日本のアコギインストを語る上では、絶対に外せない存在といえるでしょう!
Isato Nakagawa – Clarence(YouTube)
中川イサトのおすすめアルバム
Antoine Dufour(アントワン・デュホール)
1979年カナダケベック生まれのソロギタリスト。
アコギのヘッド部分に巻いたバンダナがトレードマークの超絶ギタリストです!
ドン・ロスに影響を受けたという彼のスタイルは、タッピング奏法を駆使した高度なテクニックと独特の雰囲気を持つ世界観が魅力。
もともと「YES」のスティーブ・ハウの影響でギターを始めたらしく、たしかに彼の作る楽曲はどこかプログレ的な匂いがするのも特徴でしょう。
もうね・・・ときおり入れてくるハーモニクスの美しさがハンパないんですよ!
アコギってこんなにキレイな音がでるの?と驚愕しますね。
卓越した技術だけではなく、ひとつの物語を読んでいるかのような素晴らしい作曲センスにも注目です。
Antoine Dufour – Spiritual Groove(YouTube)
アントワン・デュホールのおすすめアルバム
Petteri Sariola(ペッテリ・サリオラ)
ペッテリ・サリオラは1984年生まれ、フィンランド出身のアコースティック・ギタリスト。
「スラム奏法」と呼ばれる弦を叩きながら音を出す奏法を編み出し、押尾コータローなどのギタリストにも多大な影響を与えたスーパーギタリストです。
本人は巨匠マイケル・ヘッジスからの影響を公言しており、かなりアコギの研究を重ねて今の奏法にたどり着いたようですね。
オープンチューニングなどの特殊なチューニングを使った楽曲が多く、そこに独自のスラム奏法でメロディーとリズムを味付けしていくのがペッテリ流。
まるでバンドで演奏しているかのような、勢いのあるサウンドと心地よいリズムは、彼にしか作り出せない世界観だと思います。
ギターだけでなく、実はボーカルも非常にうまく、超絶フレーズを弾きながら歌う様はもはや天才としか言いようがないでしょう。
叩き系の奏法をマスターしたい方は、押尾コータローとともに、絶対にチェックしておくべきギタリストのひとりです。
Petteri Sariola – Prime(YouTube)
ペッテリ・サリオラのおすすめアルバム
Joe Robinson(ジョー・ロビンソン)
1991年生まれ、オーストラリア出身のギタリスト/シンガーソングライター。
10歳でギターをはじめ、カントリー、ブルース、ロック、ジャズといった音楽をバックグラウンドに、メキメキと実力をつけていったジョー・ロビンソン。
ギターのスタイルは、同じオーストラリア出身の天才=トミー・エマニュエルと近いオーソドックスなフィンガーピッキングスタイルが特徴です。
2007年にデビューすると、その卓越したフィンガリングテクニックで『早熟の天才』と呼ばれるようになります。
いわゆる「何弾かせてもめちゃくちゃ巧い人」ですね(笑)
ソロギターのテクニックはもちろんのこと、歌もまたカッコいいんです。(顔もイケメンなんだよなぁ〜)
最近では、ジョン・メイヤーばりの甘い声でエレキギターを弾きまくる姿も見られ、ソロギタリストの枠を超えてどんどん進化していってるなと思います。
現在29歳、これからの活躍が楽しみでなりません!!
ジョー・ロビンソンのおすすめアルバム
Don Ross(ドン・ロス)
1960年生まれ、カナダ出身のレジェンドギタリスト・・・それがドン・ロスです!
洗練されたテクニックと切れ味するどいパワフルな演奏が持ち味のドン。
パーカッシブなプレイを得意としており、その圧倒的なテンションは聴くものの魂を揺さぶるパワーがあります。
アコギインストですが、メロディーが際立っている曲が多く、楽曲の世界観にグイグイと引き込まれていくんですよね!
サムピックとコーティングされた爪で弾いており、音がガツンと前に出て迫力があるのもうなづけます。
激しい楽曲の印象が強いドン・ロスですが、アルバムではしっとりしたバラードや美しくノスタルジーあふれるナンバーも披露しており、幅広い作曲センスを感じることができます。
ドン・ロスのおすすめアルバム
井草聖二
最後に紹介するのは、1988年生まれ兵庫県出身の若手実力派ギタリスト「井草聖二」です!
早くからニコニコ動画やYouTubeなどの動画サービスを使って活動していたギタリストのひとりで、現在は「193」の名前でも活動しています。
YouTubeのチャンネル再生回数は500万回をこえ、インスタグラムのフォロワーはなんと20万人を突破したというから驚き!
多彩なテクニックを取り入れ洗練されたフィンガーピッキングと緻密に練られた楽曲の数々は、国内外問わずに高い評価を得ています。
2009年にはアコースティックギターの全国大会『FINGER PICKING DAY2009』に出場し、「最優秀賞」と「オリジナル賞」を受賞!
しかも学生の頃からすでに、押尾コータローやトミー・エマニュエルのオープニングアクトを務めるという天才っぷり。
トミー・エマニュエルのようなオーソドックスなソロギターに、ジャズやネオソウルの要素を加え綺麗に仕上げられた楽曲はさすがのひとこと!
すでに大物ギタリストの貫禄と余裕すら感じる、注目度大の若手ソロギタリストです!
Seiji Igusa – Light Waves(YouTube)
井草聖二のおすすめアルバム
本記事のまとめ
「ギター好き必見!アコギインスト系ソロギタリスト10選」について書いた記事は以上になります。
どうでしょう?今回紹介したソロギタリストを聞くと、「アコギ=弾き語り」のイメージが覆ったんじゃないでしょうか?
実際にこれだけアコギが自由に弾けたら、めちゃくちゃ楽しいだろうな・・
この記事を参考に、少しでもアコギインスト音楽に興味を持ってくれる方が増えたら嬉しいです!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
最後に・・・
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