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どうも、音楽ブロガーのコバヤシ(@kobalog_net)です。
日本が誇るアコースティックギターのメーカーといえば、YAMAHAを思い浮かべる人が多いでしょう。
今回は数あるYAMAHAギターの中でも、コンパクトボディが特徴のクラシックギター「YAMAHA CS40J」をゲットしたので、レビューしていきたいと思います。
結論から言うと、小さいサイズだけど音質も良く子供向けの最初のギターとしておすすめ、という感じです。
本記事では、「YAMAHA ミニクラシックギター CS40J」の外観や特徴、実際に弾いた感想まで紹介していきます。
ぜひ最後までお付き合いください。
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YAMAHA ミニクラシックギター CS40Jの外観と特徴
YAMAHA CS40Jは、スケールが短くコンパクトなボディが特徴のミニタイプのクラシックギターです。
一応名前にJr.とついているだけあり、本来は小学生や女性を対象に作られたギターとなります。が、男性でも全然弾けますね。むしろ抱えやすいのでかなり弾きやすいです。
取り回しがしやすいので、家の中だけでなくキャンプなど外に持っていって弾くのにもピッタリ。
通常のクラシックギターと比較すると、一回り以上サイズが小さいのがわかると思います。
後ほど詳しくレビューしますが、実際に弾いてみるとそこまでネックも細くないので演奏しやすいですし、なにより音がイイ。
ボディの小ささを感じさせない深みのあるサウンドだったのでこれには私も驚きました。
使用している木材、主な仕様
製品のスペックは以下のとおり。
胴厚 | 84mm~88mm |
表版 | スプルース |
裏版 | メランティ |
側板 | メランティ |
棹 | ナトー |
指板 | ローズウッド |
ネック幅 | 48mm |
弦長 | 580mm |
全長 | 922mm |
ペグ | YTM-04 |
塗装 | グロス仕上げ |
使用弦 | クラシックギター弦 |
トップにスプルース材、そしてサイドとバックはメランティという木材が使用されています。
メランティは家具材や建築材料にも使われる木材で、中音域から低音域までふくよかなサウンドが特徴です。
本機のようなショートスケールのミニギターでも、小ささを感じさせないしっかりとした音色となっています。
専用ケース付き
YAMAHA CS40Jを購入すると本体を入れるためのソフトケースも付属しています。
正直、このソフトケースはペラペラなのでギターを保護するという観点ではあまり期待できなさそうです。
ポケットもついていませんし、ショルダーパッドもついていないので背負って持ち運ぶこともできません。
とはいえ、そもそもYAMAHA CS40Jが定価16,500円という超低価格なので、ケースがついてくるだけラッキーといった感じでしょうか。
付属のソフトケースだと心配な方は、以下のようなミニギター用の専用ケースを別途購入するというのも良いでしょう。
YAMAHA ミニクラシックギター CS40Jをレビュー
それでは、YAMAHA ミニクラシックギター CS40Jを実際に弾いてレビューしていきます。
レビュー内容をまとめると以下のとおりです。
- 1万円台とは思えないほど、しっかりとしたサウンド
- ネックが細いので握りやすく、弾きやすい
- 子供向けのクラシックギターとしては言うことなし
ミニサイズのギターの中でも、音質・弾きやすさともかなり優秀な製品だと思いました。
これで定価16,500円(税込)ですからね〜。ちょっと驚異的なレベルのギターが出てきたなぁと感心しました(笑)
ここからはYAMAHA ミニクラシックギター CS40Jの特徴についてひとつひとつ解説していきます。
ミニサイズだけど満足できる音質
まずは演奏動画をお聞きください。
シンプルにマイクだけ立てて録音した動画ですが、普通のクラシックギターと比べても遜色ない音色。
柔らかくて丸みのあるサウンドだなーという印象でした。
普通のクラシックギターと比べるとやはりボディサイズが小さいので、低音は少し物足りないかなと感じました。
とはいえ、音質良好で弾きやすさもあるので初心者が弾くには十分なレベルです。
自宅でポロッと爪弾きながら弾き語りがしたい、という方にもかなりオススメかなと思いました。
ちなみにプロミュージシャンの青葉市子さんは、柔らかくて丸い音が好みという理由から10年以上にわたりYAMAHA CS40Jを使い続けています。
ネックは細めなので握りやすく、弾きやすい
普通サイズのクラシックギターだと、だいたいネック幅は50〜53mmぐらいであることが多いですが、YAMAHA CS40Jはネック幅48mmと細めに作られています。
子供向けのギターなのでネックが細いのは当たり前といえば当たり前なんですが、これが大人が握っても非常に握りやすく弾きやすいサイズ感となっています。
ネックが細いので親指で5〜6弦を押さえるシェイクハンドスタイルでもいけちゃいます。
もともとエレキギターやアコギを弾いていた方であれば、YAMAHA CS40Jに変わっても違和感なく弾きこなせるんじゃないかなと思います。
あと、個人的にすごいなと感じたのはピッチが正確だということ。
12フレットでチューニングした際も、数セントのズレしかなかったので全然許容範囲かなと思いました。
ミニギターってどうしてもピッチが悪くなりがちなのですが、YAMAHA CS40Jに関してはかなり正確に作られている印象を受けました。
自宅置きだけでなく、キャンプや外遊びにも持って行きたい1本
YAMAHA CS40Jの魅力は、なんといってもその小ぶりなサイズ感。ギターの中でもかなり軽いほうなので、どこにでも持ち運びしやすいのがメリットでしょう。
私の場合は、普段はリビングに置いていますが、庭でギターを弾いたり、キャンプに持って行って合奏したりとどちらかと言うと持ち運び用のギターとして重宝しています。
自分のメインギターを野外に持って行ってガシガシ弾くのって、少し怖いじゃないですか(笑)
その点、YAMAHA CS40Jは価格もリーズナブルだし軽くて持ち運びしやすいので外用にピッタリなんですよね。
トラベルギターを検討している方にもオススメかと思いました。
子供向けギターとしては言うことなし
総合的にみて、音質や弾き心地も良好ですし、抱えやすくプレイアビリティも良いため、子供向けギターとしては言うことなしの1本かなーと感じました。
さすがYAMAHAブランドだけあるなーと。
今回いろいろレビューして改めて感じたのは、子供以外でも全然使える1本に仕上がっているということ。
プロミュージシャンの青葉市子さんが愛用しているように、女性の方だけでなく手が小さいと感じている方にも試してもらいたいギターです。
合わせて買いたいクラシックギター用アイテム
実際にYAMAHA CS40Jを弾いてみた感想についてはこれで以上です。
ここからは、はじめてクラシックギターを購入する際に、合わせて買っておきたいオススメのギターアイテムをいくつか紹介します。まだ持ってないアイテムがある方は、この機会にポチッと買っておきましょう!
ギター用クリップチューナー
アコギ弾きなら1つはクリップ型チューナーを持っておきましょう。値段もピンキリでいろんな製品が売っていますが、コスパで買うならKORGのクリップチューナー、予算に余裕があればtc electronicsのUNITUNE CLIPがオススメです。
クラシックギター用のカポタスト
カポタスト(通称:カポ)は、ギターに取り付けることで、簡単に曲のキーを変えることができる便利アイテムです。
カポにも色々とタイプがありまして、YAMAHA CS40Jに合わせて買うならクラシックギター用のカポを買うようにしてください。個人的にはSHUBBのクラシックギター用カポがオススメです。
ギタークロス
ギターを弾き終わったあと、そのままにしておくと手汗や湿気で弦が錆びてしまったり劣化が早まる原因となります。基本的には演奏後はギター用のクロスでサッと吹いておくようにしましょう。
私はモーリス社のクロスが値段も安く汚れもしっかりとれるので気に入って使っています。
YAMAHA ミニクラシックギター CS40Jのまとめ
本記事は「YAMAHA CS40Jをレビュー!本格的なサウンドが楽しめるショートスケールのミニクラシックギター」について書きました。
特徴をまとめると以下のとおり。
- 1万円台とは思えないほど、クオリティの高いサウンド
- ミニサイズだがネックも握りやすく、演奏性も良し
- 子供や女性の方にオススメできる初心者向けクラシックギター
2万円以下で買えることを考えると、かなりコスパの良い1本なんじゃないかと思います。
初心者の最初のギターとしてもいいでしょうし、外弾き用のサブギターとしても使えるヤツです。
いやー、改めてYAMAHAブランドの底力を感じましたね〜。これからも更なる進化に期待大ですね。
ということで本記事に関してはこれで終了です。本記事の他にも、ギターやウクレレに関する色々なレビュー記事も書いています。
ぜひ読んでもらえると嬉しいです。
・【YAMAHA(ヤマハ)アコースティックギターFS820をレビュー】初心者に最もオススメできるアコギの定番が最強すぎた
以上、コバヤシ(@kobalog_net)でした。