こんにちは!
音楽ブロガーのコバヤシです!
この記事では私の好きなギタリストにスポットを当てて、そのギタリストの特徴やプレイスタイル、使用機材など解説していこう!というコーナーになっております。
(好き勝手書いてますが、愛ゆえということで笑)
今回はこのギタリストです!!
1990年代の日本ガレージロックシーンで鋭いカッティングを武器に爆発的な人気を誇ったミッシェル・ガン・エレファントのギタリスト、アベフトシです!!
いやー、カッコいい!!
この尖った感じがなんともたまりませんね。
私はミッシェルとブランキーの大ファンなんですが、どちらのバンドも日本のロックシーンを語る上ではずせない超重要バンドだと思います。
本当に悲しいことに、アベフトシは急性硬膜外血腫のため42歳という若さでこの世を去りました。
訃報のニュースを聞いた時はものすごくショックで…あのマシンガンカッティングが2度と聴けないのかと思うとアベフトシのギタリストとして、人間としての偉大さを身にしみて感じました。
彼のギタープレイは後世に残すべき素晴らしい演奏だと思います。
この記事を読んで1人でも多くの方がアベフトシやミッシェル・ガン・エレファントに興味を持ってくれたら嬉しいです!
それでは、さっそくアベフトシをひも解いていきましょう〜!!
タップできる目次
ミッシェルのギター、アベフトシってどんな人?
1966年12月16日生まれ。広島県広島市の出身です。
187cmの長身ですが、とても痩せ型の体型で黒を基調としたファッションを好んで着ていたようです。
ミッシェル・ガン・エレファントのライブ衣装はメンバー全員スーツがお決まり。
アベフトシは長身で細身のため、スーツがビシッと似合ってカッコいいなーと思いますね。
彼の敬愛するミュージシャンは、ザ・クラッシュ、ザ・フー、ドアーズ、ダムド、ドクター・フィールグッド、ジミ・ヘンドリックス、鮎川誠などをフェイバリットに挙げていたようです。
確かに上記のようなミュージシャンの血筋を受け継いでいるギタープレイだなと感じます。
アベフトシは1990年代に活躍した伝説のロックバンド「THEE MICHELLE GUN ELEPHANT(ミッシェル・ガン・エレファント)」のギタリストとして12年間活躍しました。
その凶暴なギタープレイとは裏腹に普段は寡黙で礼儀正しい人間で、ほとんどMCもしゃべりません。
…というか、言葉を発しているアベフトシってかなり貴重です。
2003年の幕張メッセでの解散ライブで、笑みを浮かべながら「ありがとう」とだけ言うシーンは伝説的なかっこよさを誇ります。解散ライブは涙なしには観れません…。
ミッシェルの解散後は、元スネイル・ランプのAKIOのソロプロジェクトに参加したり、別でバンドを組んだりしていましたが続かなかったようですね。
晩年は故郷に帰り、ペンキ屋として生計を立てていたそうです。
しかし、吉川晃司のライブでギターを弾いたりとギタリストとして必要とされながらも2009年に急性硬膜外血腫のため死去。
ミッシェルがここまで伝説的なバンドになったのにアベフトシのギターの存在は絶対にかかせません!
クールな顔で鬼のようなカッティングプレイを繰り出し、ライブではエフェクターを一切使わず、己のテクニックのみで日本ロックシーンの頂点に上り詰めたアベフトシのギタープレイをここからはひもといていきましょう!!
アベフトシのメイン使用機材はこれだ!!
seen製テレキャスター
アベフトシのトレードマークとも言えるのがテレキャスタータイプのエレキギターです!!
ミッシェル初期から一貫してテレキャスターを使用しているのでファンにはおなじみのシェイプですね。
アベフトシはメインギター・サブギターともにseen製のテレキャスターを愛用していました。
seenは原宿に工房をおく「松下工房」というギター工房が制作したブランドです。
作りや音も非常によく、私の周りにも松下工房の楽器愛用者がけっこう多くいましたね。
やっぱりテレキャスターってカッティングと相性が良いギターなんだなと改めて感じます。
このジャキジャキとした音がたまらなくカッコいいですね。
Fender The Twin [アンプ]
ミッシェルのデビュー前から2000年ごろまで愛用していたのがこのアンプです。
アベフトシはライブでエフェクターを一切使わないため、アンプ直の音のみで自分のサウンドを生み出していました。
フェンダーのアンプはナチュラルに歪むところが良いですよね。
ヌケが良く、かつしっかりと暴れるサウンドを得るためにフェンダーアンプを愛用していたのかなと思います。
SUNN MODEL T &MODEL 410 [アンプ]
アルバム「カサノバ・スネイク」のレコーディングあたりかた導入されたようです。
ミッシェル時代の晩年はこのアンプとフェンダーアンプを併用して使い分けていたようですね。
SUNNのアンプは小型なのにめちゃくちゃパワーがある(ありすぎる)アンプなんですよね。
赤毛のケリーなんかで聴ける切れ味の鋭い音色はこのアンプのおかげです。
ALBASのカールコード
10mサイズのものを愛用していたようですが、現在はALBASのカールコードは終売しているため買うことができません。
カールコード使いたい人はVOXのシールドを買いましょう!!
あぁ…カールコードでアンプ直にするのってなぜにこんなにもカッコいいのでしょう…。
アベフトシのギタープレイ
まずはこちらのMVをご覧ください!
THEE MICHELLE GUN ELEPHANT – ゲット・アップ・ルーシー(Youtube)
とんでもなく長い指から繰り出される鬼のようなカッティングギターがアベフトシの最大の魅力だと思います!!
ギタープレイは彼の敬愛するミック・グリーンやウィルコ・ジョンソンの影響をかなり受けているなーというのが見てとれます。
ミックやウィルコのプレイにさらに鋭さがかかった感じのギターですね。
そして、ライブでは一切エフェクターを使いません。(レコーディングでは一部使用あり)
愛用のテレキャスターをフェンダーアンプにぶち込んでガギャーンとかき鳴らすその様はまさに鬼神!!
アベフトシはギターソロも頻繁に弾きますが、単音弾きではなくカッティングを含めた単音ソロなんですね。
なので、音圧がスゴイ…。
ギター全体を弾きつつも1音だけ鳴らすテクニックなんですが、これがけっこう難しいのです。
ミッシェルのライブ映像見ると、これ本当にギター1本か?って思いたくなるほど、重厚な音を鳴らしています。
ミッシェル・ガン・エレファントというバンド自体がベースは超ゴリゴリサウンド!!ドラムもヘヴィなアタック音なので自然と重厚なサウンドになるのですが、その中でもギターの存在感がヤバイです…。
音の強弱はほとんど、ピッキングや手元でコントロールしていたと思われるので己のテクニックのみで圧倒する男らしさ満点のギタリストですね!
【ミッシェル・ガン・エレファント】アベフトシのおすすめ名盤
GEAR BLUES(ギヤ・ブルーズ)
ミッシェルの最高傑作との呼び声も高いのがこのギヤ・ブルーズです!
ミッシェルでまず聴くべきアルバムだと思います。
シングル曲の「スモーキン・ビリー」や「G・W・D」も収録しており、名曲揃いの1枚です。
ガレージロックサウンドのアルバムにしては異例の大ヒットを飛ばしたアルバムでもあります。
ミッシェルのハードボイルドかつヘヴィな音楽性がたっぷり堪能できる1枚です!!
リンク
Chicken Zombies(チキン・ゾンビーズ)
これまたミッシェルの傑作の呼び声高い1枚です。
1枚通して、アベフトシの最強カッティングプレイが詰まりに詰まった1枚だと思います。
おすすめ曲はギターのカッティングイントロが印象的な「ゲット・アップ・ルーシー」やシングルにもなっている「バードメン」は必聴です。
前編とおしてテンション爆上げMAXなアルバムなので、元気を出したいときに私はいっつもコレかけてますね。最強。
リンク
Last Heaven’s Bootleg(ラスト・ヘブンズ・ブートレッグ)
ミッシェル最後のツアー音源を録音した傑作のライブ版。
この1枚にミッシェルの軌跡が詰まっているし、最初から最後まで常に最大出力で駆け抜けているミッシェル・ガン・エレファントのバンドとしての素晴らしさを体験できます。
生々しくも迫力のある演奏はさすがの一言です!
アベフトシのギターも絶好調!!
ブルース的なリフから始まる「トカゲ」でライブがスタートし、最後は超名曲「世界の終わり」で終焉を迎える。
1枚に喜怒哀楽すべての感情をぶつけられる名盤です!!
リンク
【ミッシェル・ガン・エレファント】アベフトシまとめ
アベフトシ特集はいかがだったでしょうか?
いまだに多くのギタリストに影響を残し続け、フォロワーを生み出しているアベフトシの存在感は凄まじいものがあると彼が亡くなってしまった今、改めて感じます。
アベフトシのギタープレイや人間性は最後まで筋が1本通っていて、本当に漢らしいギタリストだなと思います。
彼のギタープレイを後世に語り継いでいくことがリアルタイムで聴いた我々にできることですし、その存在を一人でも多くの方が知って、「こんなにカッコいい音楽が日本にもあったのか!!??」と感動してもらえれば筆者もとても嬉しいです。
コバヤシ
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