こんにちは!
音楽ブロガーのコバヤシです!!
さて、みなさん!『スライドギター』と聞くと、どのような音楽が思い浮かびますか?
ブルース?ロック?カントリー?ハワイアン?
・・・などなど、最近ではインストから歌モノまでさまざまな音楽でスライドギターを聴くことができます。
本記事では・・・
・各アーティストの特徴やおすすめのアルバムも知りたい!
といった方のために、音楽ブロガーの筆者が「絶対に聞くべき最強のスライドギタリスト」を9人紹介します!
スライドギターのルーツとも言える、ブルース畑のミュージシャンからロック・ポップスまで、さまざまなスライドギタリストが登場しますので、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
それではさっそくいってみましょうー!!
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また、「Amazon Music Unlimitedがどんなサービスなのかわかりやすくまとめた記事」もありますので、参考にしていただけたら嬉しいです!
タップできる目次
スライドギターの名手は誰だ!?おすすめの最強スライドギタリスト9選(前編)
Duane Allman(デュアン・オールマン)
最初に紹介するのは、Sky Dog(スカイドッグ)の愛称で知られた伝説のスライドギタリスト=デュアン・オールマンです!
サザン・ロックを代表するギタリストといえば、デュアン・オールマンで決まり!
スライドギターを語る上で、外すことのできない絶対王者!キング・オブ・スライドギターといえる存在でしょう。
『ローリング・ストーン誌の選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト』において、第9位に選ばれる偉大なギタリストのひとりです。
オールマン・ブラザーズ・バンドのリーダーとして活躍し、24歳という若さで亡くなるまでスライドギターの名演を数多く残しました。
とくに、オールマン・ブラザーズ・バンドの名ライブ盤『フィルモア・イースト・ライヴ』や、エリック・クラプトン率いるデレク・アンド・ザ・ドミノスの『いとしのレイラ』といったアルバムで、彼の即興的で豪快なスライドギターのプレイを聴くことができます。
表題の「いとしのレイラ」も最高なんですが、個人的にはクラプトンのギターとデュアン・オールマンの奔放なスライドギターが絡む「キー・トゥ・ザ・ハイウェイ」が最高すぎるので、ぜひ聴いていただきたいですね!
薬の空ビンを指にはめた彼のスライドギタースタイルは、のちのロリー・ギャラガーやデレク・トラックスといったミュージシャンに多大な影響を与えています。
デュアン・オールマンの放つ、天にまでのぼるような極上のスライドギター!!
音楽好きなら、コレを聴かずして死ねませんぜー!
The Allman Brothers Band – Fillmore East(YouTube)
デュアン・オールマンのおすすめアルバム
Ry Cooder(ライ・クーダー)
ブルースにおけるスライドギターの名手といえば、やはりライ・クーダーでしょう!
世界各国のルーツミュージックへの造詣も深く、ブルース以外にもフォークやジャズ、はたまたカントリーからゴスペルまで幅広く弾きこなすギタリストのひとりです。
フィンガーピッキングを巧みに使ったライのスライドギターは、世界各国のギタリストや音楽評論家からも高い評価を得ています。
数多くの名アルバムを世に送り出しているライ・クーダーですが、とりわけオススメしたいのが、1972年リリースの傑作2ndアルバム『紫の狭谷』です!
生々しいライ・クーダーの絶品スライドギターと、味わい深いボーカルが聴ける名盤であります。
オールドなアコースティックギターでスライドするライも最高ですが、エレキギターを用いたクランチサウンドで弾くスライドギターも絶品!
音色もそうですが、フレーズの間の置き方なんかも非常に勉強になると思います。
オーガニックな土っぽいスライドギターが好きな方は、絶対に聴くべき名手でしょう!
Ry Cooder – The Prodigal Son(YouTube)
ライ・クーダーのおすすめアルバム
George Harrison(ジョージ・ハリスン)
もはや説明の必要がないギター界のスーパースター!
世界最強のロックンロールバンド=ザ・ビートルズのギタリストとして活躍したジョージ・ハリスンも、スライドギターの名手として知られています。
ジョージの弾くスライドギターは、ブルース畑の泥臭いスライドギターとは少し違い、上品でスウィートなサウンドとメロディアスなフレーズが印象的です!
今となってはスライドギターの名手として知られるジョージですが、実はビートルズ時代はそれほどスライドギターを披露していません。
ビートルズ解散後のソロ1stアルバム『オール・シングス・マスト・パス』で、そのスライドギターの才能を爆発させました。
このアルバムはロック史に燦然と輝く名盤に位置しており、大ヒット曲「マイ・スウィート・ロード」や「レット・イット・ダウン」といった曲で、ジョージの白眉ともいえるスライドギターを聴くことができます。
ジョージ・ハリスンの凄さって、ギターのテクニックも素晴らしいですがそれ以上に、”必要な時に必要な分だけギターを弾ける”ということだと思います。
ギタリストでありながら、自分で曲を作るシンガーソングライターの一面もあるからこそ、絶妙なバランスでギターを弾けるのかなと感じますね!
George Harrison – My Sweet Lord(YouTube)
ジョージ・ハリスンのおすすめアルバム
内田勘太郎
日本屈指のスライドギタリスト!!
アコースティックギターにおけるスライドギターで彼の右に出るものはいないでしょう!
ブルースを基調とした天才的なスライドギターテクニックを持ち、国内外からも高い評価を得るギタリストのひとりです。
関西ブルースシーンを牽引した「憂歌団」のギタリストとして活躍後、現在はソロアルバムのリリースに加え、甲本ヒロトや奇妙礼太郎といったロック、パンクシーンのアーティストとも積極的に共演しています。
愛用のチャキ・ギターと、カルピスのビンを用いたスライドギターのサウンドは唯一無二!
マディ・ウォーターズやスリーピー・ジョン・エステスといった、ブルース界の巨人たちとも共演を果たしているのです。
フィンガーピッキングにおける強弱の付け方やニュアンス、ブルースだけでなくジャズや歌謡曲までバックボーンに持つ内田勘太郎のギタープレイは、スライドギターを学ぶ上でこれ以上ないほどの教則本となってくれるでしょう!
実は筆者、内田勘太郎のライブを生で見たことがあるのですが、あまりに生々しく美しいスライドギターに思わず気絶しそうになった経験があります(笑)
いや・・ホント、同じ日本人として誇らしいレベルなんですよ。凄すぎて・・(笑
内田勘太郎 – Far from Mississippi(YouTube)
内田勘太郎のおすすめアルバム
Lowell George(ローウェル・ジョージ)
1945年生まれ、アメリカ合衆国カリフォルニア出身のローウェル・ジョージは、ロックバンド「リトル・フィート」のギタリスト兼ボーカルとして活躍しました。
アメリカン・ルーツの影響が強い「リトル・フィート」の音楽に、心地よいクランチサウンドのローウェル流スライドギターが合わされば、最高でないはずがありません。
世界の3大ギタリストが、クラプトン、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジであるなら、世界の3大スライドギタリストは、デュアン・オールマン、ライ・クーダー、そしてローウェル・ジョージの名を私は挙げたいと思います!
他のスライドギタリストに比べて、派手で目立ったプレイは少ないものの、ここぞという時に飛び出す必殺のスライドギターのフレーズは、ローウェル・ジョージならではのものでしょう。
ちなみに、フェンダーのストラトキャスターをオープンAチューニングで弾いていたようです。
そして興味深いのが、弦はポピュラーなラウンドワウンド弦ではなく、ジャズ系で多用されるフラットワウンド弦を張っていたとのこと。
このあたりに、あの心地よいスライドギターサウンドの秘密がありそうですね〜!
また、日本が誇るスライドギターの名手=鈴木茂も、彼の影響を大きく受けたギタリストのひとり。
Little Feat – Dixie Chicken(YouTube)
ローウェル・ジョージのおすすめアルバム
スライドギターの名手は誰だ!?おすすめの最強スライドギタリスト9選(後編)
鈴木茂
日本が誇る伝説のロックバンド=はっぴいえんどのギタリストとして活躍した鈴木茂も、スライドギターを語る上では絶対に外せない存在のひとり!
ギターワークはローウェル・ジョージやジョージ・ハリスンらの影響を受けており、やや歪ませたクランチサウンドと赤いストラトキャスターの相性は抜群!
スッと耳に入ってくる心地よいスライドギターは、まるで人間が歌っているかのようにメロディアスです。
はっぴいえんど解散後は、スタジオミュージシャンとして、松任谷由美や松田聖子など多くの大物ミュージシャンのアルバムに数多く参加しています。
鈴木茂に関しては、名演が多すぎてここではすべて紹介しきれませんが、彼のスライドギターを堪能するという意味でソロ1stアルバム『BAND WAGON』から聴いてみるのがオススメ!
「日本の名盤に鈴木茂あり!」と言わしめた、歌心のあるギタープレイは、すべてのギタリストがお手本にするべきだと思いますね。
他にも、「はっぴいえんどのギタリスト鈴木茂ってどんな人?使用ギターや機材、おすすめアルバムについても解説します!」という記事も書いていますので、気になる方は読んでみてください。
鈴木茂 – GET BACK SESSIONS(YouTube)
鈴木茂のおすすめアルバム
Derek Trucks(デレク・トラックス)
ジョン・フルシアンテ、ジョン・メイヤーとともに、現代の3大ギタリストに数えられるギタリスト。
デレク・トラックスは間違いなく、2020年現時点で最高峰のスライドギター・テクニックを持つギタリストの一人と言えるでしょう!
オールマン・ブラザーズ・バンドの一員としてギターの腕をみがき、2014年の脱退後は妻であるスーザン・テデスキとのバンド「テデスキ・トラックス・バンド」のギタリストとして活動しています。
トレードマークのギブソンSGとスライドバー代わりに用いた風邪薬のビン、アンプはフェンダーのスーパーリバーブを使うのがデレク流のギタースタイル!
ギターはフィンガーピッキングのみで演奏し、ブルースからジャズ、カントリーまでオープンEチューニングで弾き切ってしまうから驚きです。
超絶フレーズを涼しい顔でサラッと弾いてしまうので、他の3大ギタリストに比べると若干地味な存在のデレクですが、ギター好きなら思わずニヤッとしてしまうポイントが満載!
オーバードライブで放たれるスライドギターのサウンドを聴くと、天にまでのぼるようなそんな心地になってしまいます。
まだまだ進化を続ける、現代最強のスライドギタリスト=デレク・トラックス!
これからの活躍にますます期待せざるをえません。
Tedeschi Trucks Band – Midnight Harlem(YouTube)
デレク・トラックスのおすすめアルバム
松浦善博
松浦善博は1954年生まれ、神戸市出身のギタリストです。
日本が誇るエレキ・スライドギターの第一人者とも言われています。
あの山下達郎に「日本一のスライドギター」と言わしめた実力を持つ、天才的なスライドギターの名手です。
1976年にアイドルワイルド・サウスのメンバーとしてメジャー・デビュー。
バンド解散後はセッションギタリストとして、世良公則や竹内まりや、奥田民生といった大物アーティストのバックを務め、数々のジャパニーズ・ポップスの名盤を世に送り出しました。
ちなみに、好きなギタリストベスト3には、デュアン・オールマン、ジョー・ウォルシュ、ジョージ・ハリスンの名を挙げており、生粋のスライドギター好きというのが伝わってきますね。
松浦善博 – Shuffle Blues in E(YouTube)
松浦善博のおすすめアルバム
Blake Mills(ブレイク・ミルズ)
最後に紹介するのは、1986年生まれ、アメリカ合衆国出身の音楽プロデューサー兼ギタリスト、ブレイク・ミルズです!
今、最も注目すべきスライドギタリストのひとり。
ギタリストとしてだけではなく、さまざまなプロデュース・ワークでもその手腕を発揮している若き天才アーティストです。
改造したストラトキャスターで、エグみのあるスライドギターを弾きまくる「If I’m Unworthy」を初めて聴いた時はぶったまげました。
エフェクターを駆使した、音色の絶妙なコントロールや空間の使い方は間違いなく現代最高峰レベルのギタリスト!
ブルースライクな音楽に敬意を払いつつも、どこか新しさを感じさせるギターセンスは圧倒的というほかありません。
ブレイク・ミルズのスライドギターを堪能したい方は、ヴルペックのサイドプロジェクトであるザ・フィアレス・フライヤーズの「Signed, Sealed, Delivered」という曲がオススメ!
ファズサウンドでスライドギターをキメまくる、ブレイク・ミルズの真骨頂を聴くことができます。
Blake Mills – If I’m Unworthy(YouTube)
ブレイク・ミルズのおすすめアルバム
本記事のまとめ
「スライドギターの名手は誰だ!?おすすめの最強スライドギタリスト9選」について書いた記事は以上になります。
いかがだったでしょうか?
スライドギターを演奏するには、『スライドバー』が必須です。
よりスライドギターについて知りたい方は、「ギター好きが選ぶ、ギター初心者におすすめのスライドバー9選【素材別の特徴も解説するよ!】」といった記事も書いていますので、ぜひ読んでみてください!
この記事を参考に、一人でも多くスライドギターに興味を持ってくれる方が増えたら嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。