ジャック・ホワイトとは?使用ギターや機材、おすすめアルバムを解説【ホワイトストライプス】

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こんにちは!!

音楽ブロガーのコバヤシです!!

この記事では筆者の大好きなギタリストやシンガーソングライターにスポットを当てて、そのアーティストについてさまざまな側面からひもといて解説していこう!というコーナーになっております。

今回のギタリストはこの方です!!

伝説のガレージ・バンド、ザ・ホワイト・ストライプスのギターボーカルとして人気をはくした『ジャック・ホワイト』です!!

現在ではホワイト・ストライプスは解散して、ジャック・ホワイトはソロを中心に活躍しています。

いや〜、この人は本当にスゴイですよー!!

ジョン・メイヤー、ジョン・フルシアンテ、デレク・トラックスに続く新世代の3大ギタリストにランクインしてもいいんじゃないか?というくらい、カリスマ性と類稀なるセンスを持ったギタリストだと思います。

コバヤシ
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今回の記事では、そんなジャック・ホワイトについてひもといていきますよー!

 

【この記事はこんな方におすすめです】

  • ジャック・ホワイトがどんな人か知りたい
  • ジャック・ホワイトの使っているギターや機材が知りたい
  • ジャック・ホワイトのギタープレイやおすすめのアルバムについて知りたい

ひとつでもあてはまる方は必見です。

それではさっそくいってみましょう〜!!

ジャック・ホワイトってどんな人?【プロフィール】

ジャック・ホワイトは1975年7月9日生まれ、アメリカ合衆国デトロイト出身のミュージシャン兼音楽プロデューサーです。

また、サード・マン・レコードというレコード会社も立ち上げており、CDやネット媒体の音楽が多い中”レコード”にこだわった音楽の普及活動もおこなっています。

父はビルのメンテナンス管理者、母は事務員として働いていた一家の10人兄弟の七男として生まれ、兄たちの影響で音楽にのめり込んでいったようですね。

小学校ではすでに、ドアーズ、ピンク・フロイド、レッド・ツェッペリンなどのロックの古典とも呼ばれる音楽を聴くようになります。

現在も尊敬しているアーティストには、ボブ・ディラン、ロバート・ジョンソン、イギー・ポップ、サンハウスをフェイバリットにあげていますね。

そしてジャックは自身でもバンドなどを組むようになり、ついに1997年にデトロイト出身でのちに妻となるメグ・ホワイトとギターとドラムの2人組ガレージ・ロックバンド『ザ・ホワイト・ストライプス』を結成することになります!(メグとは2000年に離婚していますが・・)

2001年に発売したセカンドアルバム「ホワイト・ブラッド・セルズ」がガレージ・ロックバンドとしては異例の大ヒットを記録しました。

これをきっかけにボブ・ディランやローリング・ストーンズなどの世界的アーティストともコラボレートすることになりました。

ホワイト・ストライプスは惜しくも2011年に解散してしまいましたが、ジャックの音楽の創造性は尽きることがなく、ラカンターズやデッド・ウェザーといったバンドを組んだり、ジャック・ホワイトのソロ名義でさまざまなアルバムを発売し、高い評価を得ています。

ジャック・ホワイトは音楽業界の中でもかなり”こだわり”を持った人物としても知られており、ホワイト・ストライプスに関してはステージ衣装や機材、にいたるまですべて「赤と白と黒色」のものしか使わないということを徹底しています。

ギターやアンプなどの機材についても基本的にはすべて古い1960年代周辺(ヴィンテージ)のものしか使わないという信念があったようです。

のちほど説明しますが、ジャックのギタープレイもかなり変わっており一言で言うなら「ブルースとパンク・ロック」の融合って感じでしょうかね。

とにかく新しい音楽感覚を与えてくれるセンスに溢れたギタリストだと思います。

プライベートに関してはほとんど明かしておらず、ジャック自身も作品の内容と自分の生活は別だと考えているようです。

ジャックは「ミケランジェロがどんな靴をはいているか考えるだろうか?そんなことは関係ない。ただ重要なのは作品だ。」とも語っています。

ではここからは類稀なる才能を持ちながら、私生活は明かさず淡々と新しい音楽を生み出し続ける天才、ジャック・ホワイトのギタリストとしての魅力にせまっていきましょう!!

ジャック・ホワイトの使用機材について(ギター・アンプ)

音楽へのこだわりが非常に強いジャック・ホワイトはキャリアの中で、かなり多くのギターやエフェクター、機材を使用してきています。

バンドを変えるごとにギターなども一新しているので、すべてを紹介するとかなりのボリュームになってしまいますので、今回はその膨大なコレクションの中から、メインで登場するギターや機材を中心に紹介したいと思います!

JB Hutto Montgomery Airline(エアライン)

ジャック・ホワイトといえばこのギターを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか!

ザ・ホワイト・ストライプス時代のメインギターとして君臨していた1本です。

赤と白のボディが目を引くビザールギターですよね。

ピックアップはハムバッカーのようにも見えますが、ヴィンテージタイプのシングルコイルピックアップを搭載しているようです。

独特な乾いたサウンドはロックンロールを演奏するのにピッタリな1本。

Crestwood Astral Ⅱ

ジャックがスライドギター用に使用している赤いホロウ・ボディのモデルがクレストウッドのアストラルⅡです。

普通は使わなそうなギターをバンバン使用しているあたりにジャックの強いこだわりが見えますよね。

こちらも乾いた感じの良い音がでます。

また、ジャックはこのギターを「人から譲ってもらったけど、それが誰だったか覚えていない」とのこと(笑)

Persons Guitars Triple Jet

2006年に手に入れて以来、ラカンターズでのメインギターとしてライブ、レコーディングとわず使用しているギターです。

ラカンターズのイメージカラーは”銅”らしく、ギターや機材も銅一色になっています。

このギターは名曲「ステディ・アズ・シー・ゴーズ」なんかでも使われていますね。

ピックアップが3つついているのが特徴で、これまたロックンロールな1本!!

Fender Telecaster blue Bigsby

ジャック・ホワイトのソロ時に頻繁に登場する1本!

ここでついにフェンダー登場か!!と当時、驚いた記憶があります。

ジャックのソロはバンドカラーを青色に統一していて、このギターもブルーのボディが目をひきます。

ホワイト・ストライプス時代に比べると、ファズやワーミー使いまくりで歪ませまくりというプレイは影をひそめましたが、センスのある独特のリフやギタープレイは変わっておりません。

シャープな音色が違った側面のジャックを引き出してくれている1本だと思います。

Kay ホロウボディ セミアコースティックギター

ザ・ホワイト・ストライプスの代表曲「セブン・ネイション・アーミー」のリフを弾く時に使用されるホロウボディのセミアコースティックギターがこちら!!

あんな激しい曲でまさかのセミアコが使用されているとは筆者も驚きました。

ベース音はオクターバーを使用して、より迫力を出すサウンドを作り上げています。

ギブソン ハミングバード

ギブソンの定番アコースティックギターです。

もはや説明のいらない1本。

澄んだクリアな音色と温かみのある雰囲気はさすがギブソン。

名器ですな。

フェンダー・ツイン・リバーブ

バンドマンにとってはおなじみともいえる定番アンプですね。

ロックンロールやるなら間違いのない1台。

ジャックも古いフェンダーのアンプを愛用していたようですね。

ジャック・ホワイトの使用機材について(エフェクター・小物)

デジテック・ワーミー

ワーミーといえばこのペダルです。

多くのギタリストが愛用したピッチシフトペダルの定番!!

ジャックはギターソロを弾くさいによくワーミーを使っており、叫び声にも似たような迫力のあるサウンドを作り上げています。

完全に飛び道具的な感じなので、ギタリストのセンスを選ぶエフェクターですね。

Dunlop Rotovibe

ジミ・ヘンドリックスをはじめ多くのミュージシャンも愛用する回転スピーカーのサウンドをシュミレートするエフェクターです。

けっこう不思議な音色が特徴的で、ジャックもアルペジオを弾く時などに使用しています。

ちょっと変わったエフェクターが好きなところもこだわりの強いジャック・ホワイトらしいといえるでしょう。

ビッグ・マフ

electro-harmonix社が発売している、ファズ系ペダルの定番エフェクターです。

超ロングサスティーンとエモいディストーションが特徴的。

「歪み系エフェクターのランキング、トップ10」という記事も書いているので気になる方は参考にしてみてください。

ポリフォニック・オクターブ・ジェネレーターPOG

数多くのアーティストを虜にしたエフェクターといえばPOGです。

オクターブ上もしくは下の音を一緒に出すことができる画期的なエフェクター。

オルガンを演奏しているような迫力あるサウンドを得ることができます。

使い方によっては無限の可能性をひめたエフェクターだと思います。

MXR MICRO AMP

ピックアップの出力不足を補ったり、バッファアンプやブースターとしても使用できる多用途のプリアンプです。

ホワイト・ストライプスはベースレスの2人組バンドのため、こういったエフェクターでバンドとしての出力不足をカバーしていたのかなと思います。

ギターの音色が艶やかになるので、バンドマンなら1台もっておくとなにかと使えるエフェクターだと思います。

BOSS クロマチック・チューナー

バンドやるならとりあえず買っとけ!!なチューナーペダル。

GHS NICKEL ROCKERS ギター弦

調べた感じだと、おそらくジャックはGHSのギター弦を愛用していると思われます。

GHSの弦ってけっこうパワフルな音色が出るので、そのあたり気に入ってるのかなぁ?

他にも「ギタリストが選ぶ、エレキギター弦のおすすめランキング、トップ10」という記事も書いてますのでよければ参考にしてみてください。

ジャック・ホワイトの使用ピック

ティアドロップ型のピックを使用していることはわかりましたが厚さはわかりませんでした。

見た感じはTortex(亀さんピック)と同じやつかなぁと思います。

情報あれば教えていただけるとありがたいです。

ジャック・ホワイトのギタープレイスタイルや音楽の特徴

ジャック・ホワイトのギタープレイはブルースやカントリーを根底にハードロックやパンクの要素を足したようなスタイルが特徴的です。

まずはこちらのライブ映像をごらんください。

The White Stripes – Blue Orchid(Youtube)

・・・カッコ良すぎません?(笑)

なにかに取り憑かれたようにディストーションまみれのエレキギターを弾きまくる姿は圧巻のひとこと。

とくにジャックは最強のリフ職人とも言われており、彼の生み出す楽曲は”リフ”を主体に作られているものが多いです。

楽曲のパターンとして多いのが、キャッチーなリフ主体のAメロからサビはパワーコードを使用したメロディアスな展開→そしてギターソロはワーミーやビッグ・マフを用いた爆裂サウンドでたたみかける。という流れが定番かなと思います。

ジャックはブルース愛好家だけあり、スライドギターも非常にうまいです。

ブルースという音楽をロックやパンクのフィルターを通して、現代によみがえらせたマエストロ的なギタリストだと思いますね。

この記事を読んでいる方に絶対に聞いてほしいジャック・ホワイトのおすすめリフをいくつかご紹介します。

・The White Stripes – Seven Nation Army(Youtube)

・The White Stripes – Icky Thump(Youtube)

・Jack White – Lazaretto(Youtube)

…カッコ良すぎません?

簡単そうに聞こえて、とても練りこまれているリフばかりだと思います。

とくに代表曲「セブン・ネイション・アーミー」や「イッキー・サンプ」のギターリフは間違いなく平成の代表リフに入るでしょう。

ギタリストならこのセンス・・・コピーしておいて損はないはずです。

また、ジャックはボーカルでは高音を多用しており、歌うというよりは叫んだり、つぶやいたりするような歌い方も特徴です。

このあたりって、まさにブルースの影響を受けていると筆者は感じています。

サンハウスとイギーポップとレッド・ツェッペリンを混ぜ合わせたような”歌”って感じですかね。

ギターや歌ともに感情のままに表現している天性のギタリスト、それがジャック・ホワイトなのです!!

そういった意味では第二のジミ・ヘンドリックスとも呼べるギタリストの1人なんじゃないでしょうか。

ジャック・ホワイトのおすすめアルバム

ザ・ホワイト・ストライプス『エレファント』

ホワイト・ストライプスの最高傑作の呼び声が高い、4枚目のアルバムです。

なんとこのアルバムはわずか2週間でレコーディングされました。

8トラックのオープンリールに録音されて、1963年以降の機材はまったく使用されなかったことでも話題になりました。

まさにロックンロールの初期衝動をそのままパッケージングしたようなアルバムで、ロック・リバイバルの象徴ともいえる1枚です。

代表曲の「セブン・ネイション・アーミー」も収録。

ちなみにローリングストーン誌が選出した「2000年代のベスト・アルバム100」ではなんと第5位に輝いた名盤でもあります。

ザ・ホワイト・ストライプス『イッキー・サンプ』

ホワイト・ストライプス最後のスタジオアルバムです。

前作の「ゲット・ビハインド・ミー・サタン」ではギターの代わりにピアノなどを用いた楽曲が目立ちましたが、本作ではさらに攻撃的に重量感が増したアルバムになっています。

バグパイプなども導入しており、それまでのストライプスとは少し違った一面も聴ける好盤です。

タイトル曲の「イッキー・サンプ」が最強なのはもちろんのこと、「ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラブ・イズ」や「ラグ・アンド・ボーン」は必聴!!

ラウドという点では完全に同世代を抜きん出た、強力すぎる1枚です。

ラカンターズ『Consolers Of The Lonely』

約55分、最初から最後までゴリゴリのロックナンバーが連なるラカンターズの代表アルバムです。

いやー、ジャック・ホワイトの才能たるやおそるべし・・・。

ホワイト・ストライプスとはまたちがった意味で”ロックしている”アルバムなんですよね。

メロディやアレンジは、ハードだが美しい。

そして、頭にこびりついて離れない力強さを秘めたロックンロール・アルバムをぜひ堪能ください。

ジャック・ホワイト『Lazaretto』

どこまで名盤を量産するんだジャック・ホワイトよ・・。

普通、バンドを解散したあとって大したことないアルバム出すミュージシャンいっぱいいるじゃないですか?

ところが!!ジャック・ホワイトは違ったんです。

ソロ名義で出した2枚目のアルバム「Lazaretto」は間違いなく、進化した”イマ”のジャック・ホワイトを聴くことができる1枚です。

以前のアルバムに比べるとラウドさは影を潜めていますが、かわりに1曲1曲が非常に濃厚なんです。

曲の構成やアレンジもかつてないほど複雑で、かなり多様なスタイルを網羅しています。

タイトル曲の「Lazaretto」を聞くと、マジでぶっ飛びますよ!

え?なんでこんなリフ思いつくの?っていう、衝撃がとてつもない。

ジャック・ホワイトが天才と呼ばれるゆえんは、枯れることのない音楽への探究心にあるのかもしれません。

本記事のまとめ

ザ・ホワイト・ストライプスのギターボーカル、ジャック・ホワイトについてまとめた記事は以上になります。

いかがだったでしょうか?

ジャックの飽くなき音楽への探究心は目をみはるものがあり、現在も次々にロックの名盤を生み出し続けています。

自身の音楽キャリアの中で、バンドや機材もガラリと変わっているジャック・ホワイトですが、根底にあるブルースとロック観はまったく変わっていないんですよね。

コレが好き!!!ってものがまったくブレていない。

それでいて、セールス的にも音楽評価的にも成功したミュージシャンって、なかなかいないのではないでしょうか。

筆者もホワイト・ストライプス時代からジャック・ホワイトは大好きで、かなりギターのコピーもしてきました。

彼のリフを弾くたびに「シンプルなのになんでこんなにカッコいいんだろう・・。」とため息をつかずにはいられませんでしたね。

才能に嫉妬というか(笑)

彼の類稀なる才能に、次はどんな面白くてカッコいいことをしてくれるんだろう?と期待せずにはいられません!!

この記事を通して1人でも多くの方がジャック・ホワイトや彼のバンドに興味を持ってくれたら嬉しいです。

コバヤシ
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