ジャズ・ベースのおすすめ名盤10選!!バンドを支えるジャズ・ベーシストの魅力とは?

こんにちは!

音楽ブロガーのコバヤシです!

みなさん、ジャズ聴いてますか?

私は作業するときは基本的にジャズを聴いてます。

ジャズが一番作業には向いてる気がしますね。

本記事では・・・

  • ジャズ・ベースに興味があるけど何を聴いたらよいのかわからない
  • ジャズ・ベーシストってそもそもどんな人がいるの?
  • ってかジャズ・ベースってなんだよ?

といった方向けにジャズが好きな私がジャズ・ベースのおすすめ名盤を10枚ご紹介します。

わりといろんなタイプのベーシストを集めてまして、聴きやすいのもあれば聴きにくい玄人好みの名盤も挙げてみました。

ジャズ・ベースに興味がある方は、ここに紹介した名盤から手をつけてみるといいんじゃないでしょうか?

ぜひ参考にしてみてください!

ジャズ・ベースのおすすめ名盤10選!!

筆者は普段プレイする楽器はギター専門ですが、そもそもジャズという音楽が大好きなのでギター、ベース、ピアノ、ドラム、シロフォン、管楽器などジャンル分け隔てなく聴くようにしています。

なぜなら、その楽器にしか出せない音色やフレーズがあるからです。

それを聴いて自分のギタープレイに取り入れたりするのが楽しいんですよね。

そもそもベースってリズムだけを作る楽器ってイメージ強いですが、ジャズではリズムの他にソロもばんばんとります。

驚くのはベースで奏でるソロフレーズがどのベーシストもとても歌っていることです。

歌のメロディーを奏でるようにベースのソロを弾くんです。

だからどのベーシストも違った個性があって聴いていてとても楽しいわけです。

記事の見方としては、アーティスト名の次におすすめのアルバムという形で記載しました。

さて!それではさっそくいってみましょうー!

ジャコ・パストリアス

ジャコ・パストリアスの肖像

ジャコ・パストリアス(1951年~1987年)アメリカのジャズおよびフュージョンのエレクトリックベースプレイヤー。

革新的かつ超絶なテクニックを持ち、エレクトリックベースをバンドの花形楽器にまで地位向上させたベース・レジェンドの1人。

そんな天才ジャズベース奏者、ジャコ・パストリアスが当時24歳にして世に出した衝撃のデビュー作です。

まず、1曲目に収録されているチャーリー・パーカーが作曲した「ドナ・リー」がとにかくとんでもない演奏です。

パーカッションとベースソロだけで成立しているこの曲はエレクトリック・ベースの価値を劇的に変えてしまった演奏だと思います。

ベースでここまで表現できるのか?と本当に筆者もビックリしました。

そしてジャコ・パストリアスといえば親指を利用したピッキング・ハーモニクス奏法が有名です。

この奏法はハーモニクスを出す音によって親指が弦に触れる場所が変わるので指板全体の音を正確に把握する必要があるのでかなり高度なベース技術だと思います。

残念ながらジャコ・パストリアスが残したリーダー作品はこのアルバムを合わせて2枚しかありません。

しかし、多くのベーシストがいまだにジャコの後を追い続けているのは彼が圧倒的なベーステクニックとカリスマ性があったからにほかなりません。

今後もジャコ・パストリアスの伝説化はとどまるところを知らないだろうと感じます。

偉大なベースプレイヤーが残した最強のジャズ・ベースアルバムをとくとご堪能ください!

チャールズ・ミンガス

直立猿人

チャールズ・ミンガス(1922年~1979年)はアメリカ合衆国のジャズ・ベーシスト兼コンポーザーです。

ミンガスは優れたジャズベーシストとしてだけでなく作曲能力がずば抜けて高いことでも知られていました。

当時としてはかなり最先端の音楽的感性を持ったベーシストだなと感じます。

非常に柔軟な音楽の器があり、基本はハードバップの感触がありますが、時にサード・ストリーム・ジャズやフリー・ジャズ、スペイン音楽、ゴスペル音楽などの要素を盛り込んだ作曲もおこなっています。

多才な顔を持つミンガスの中でも最高傑作の呼び声が高いのが「直立猿人」です。

サイケデリック調でミステリアスなジャケットからはどんな音が飛び出すのか予想もつかないって感じですよね。

とくに10分以上に及ぶタイトル曲「Pithecanthropus Erectus(直立猿人)」は猿人が人間になっていく様を音楽で表しているかのような緻密に計算され尽くした大作となっています。

管楽器を猿の鳴き声のように使ったりとミンガスの並外れたアイデアを堪能することができる名盤だと思います。

また、こういった奇想天外でダークな楽曲から綺麗な楽曲まで幅広く網羅されています。

ちなみにミンガスの収録した「A Foggy Day」を聴いてマイルス・デイビスがこれは勝てないからこの曲を演るのはやめようと思ったらしいです。

まさにセンスの塊のようなジャズ・ベーシストではないでしょうか。

チャーリー・ヘイデン

ナイト・アンド・ザ・シティ

チャーリー・ヘイデン(1937年~2014年)はアメリカ合衆国のジャズ・ベーシスト。

デュオ職人として知られていて、多くのアーティストとデュオ録音を多く残しています。

チャーリー・ヘイデンのベースはけっして派手ではありません。

超絶技巧をひけらかすわけでもなく、音数が多いわけでもありません。

ただ、本当に聴くものの心を打つ美しい音色を奏でます。まるで、母に包み込まれるような暖かく芯のあるサウンドがただただ素晴らしいのです。

このアルバム「ナイト・アンド・ザ・シティ」はピアニストのケニー・バロンとの共作になります。

まさにタイトルのように夜の都会に似合う至高のアルバムだと思います。

ケニーが奏でるピアノはこれ以上ないくらいに一音一音がピュアで美しい・・・

そこにチャーリー・ヘイデンの柔らかなベースが溶け合っていく様は上質な生チョコレートを食べているみたいに感動的です。

その上でやっぱりチャーリー・ヘイデンがすごいと思うところはどんなアーティストと演奏しても、対峙するアーティストと演奏できる最高の状態で融合した音楽を作り出せるところだなと感じます。

そして作曲能力の高さも見逃せないポイントです。

音楽の美しさを改めて感じさせてくれる素晴らしいジャズ・ベーシストです。

クリスチャン・マクブライド

ライブ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード

クリスチャン・マクブライド(1972年〜)はアメリカ合衆国のジャズ・ベーシスト兼作曲家です。

本人は大のジェームズ・ブラウンマニアとしても有名で、ジャズにファンクやヒップホップ、ソウルなどいろいろな音楽エッセンスを取り入れており、グラミー賞も4度受賞している現代の最高峰ベーシストの1人です。

またサイドマンとしても超一流でサイドマンとして参加したアルバムはゆうに300枚を超えるというから驚きです。

そんな現代最高峰のベーシスト、クリスチャン・マクブライドがピアノ、ベース、ドラムのトリオ編成で収録されたライブアルバムの名盤が「ライブ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード」です。

このアルバムではバンドの興奮状態マックスのすさまじいテンションと会場の熱気・・・そしてマクブライドのドライブしまくるベースを堪能することができます。

いきいきと楽しそうに演奏するトリオの姿が音からも感じ取ることができ、会場にいた人たちはさぞ幸せな気分になれただろうなと感じる一枚です。

また、彼の演奏にはジャズの要素だけでない様々な音楽性をみることができます。

それはきっとJB好きからくるファンクの要素かもしれないし、ヒップホップの影響かもしれないし、ゴスペルの影響かもしれません。

常にいろいろな音楽を吸収し蓄積して、自分流に発信できるのがクリスチャン・マクブライドの強みって気もしますね。

これからも進化しつづけるであろうジャズ界の新しいベースレジェンドに我々は期待せずにはいられません!

ゲイリー・ピーコック

スタンダーズ Vol.1

ゲイリー・ピーコック(1935年〜)はアメリカ合衆国のジャズ・ベーシストです。

ソロアルバムも出していますが、やはりキース・ジャレット・トリオでの活躍が一番知られているところだと思います。

風貌からして只者ではないベーシストだなって感じがしますが、キース・ジャレット・トリオでのピーコックは実にナチュラルなベースを弾きます。

といいますか、キース・ジャレット、ゲイリー・ピーコック、ジャック・デジョネットが生み出すジャズはここまで自然に溶け合う音楽があるのか?と本当にびっくりするくらい美しくテンションの高い純粋なジャズだと思います。

この3人が出会わなければありえなかっただろうし、そう考えると音楽ってものは実に不思議なものだなーと感じてしまいます。

ゲイリー・ピーコックのここでのプレイは決して主張するベースではありませんが、キース・ジャレットが最高の形でピアノを弾く最大の手助けをしているように感じます。

こういう絶妙なバッキングをされちゃうとキースのように顔がイっちゃうのもわかる気がします(笑)

ゲイリー・ピーコックのベースはすべてのジャズ・ベーシストが見習うべき部分がたくさんある気がしてなりません。

ポール・チェンバース

ベース・オン・トップ

ポール・チェンバース(1935年~1969年)は1950年代から60年代にかけて活躍したアメリカのジャズ・ベーシストです。

ジャズベース・レジェンドの中でも最も有名なベーシストの1人で今のジャズ・ベースを作っていった偉人ですね。

ポール・チェンバースが共演しているアーティストはジョン・コルトレーン、ソニー・ロリンズ、バド・パウエル、キャノン・ボール・アダレイ、ケニー・バレルなど数々のジャズ・レジェンドとの共演を果たしています。

ジャズを聴かない人でも普段なにげなく流れているジャズ音楽の中で必ず一度はポール・チェンバースの演奏を聴いていると思いますよ。

そのくらいジャズのスタンダード的なベースを弾く素晴らしいベーシストです。

本アルバム「ベース・オン・トップ」はポールがブルーノート・レコードの残した大傑作アルバムです。

おそらくジャズ・ベースアルバムの中だと一番有名なものかなと思います。

このアルバムには基本に忠実なポールのジャズベースの魅力を余すことなく堪能することができます。

サイドマンとして参加しているケニー・バレルのギターもニクいフレーズが多くてカッコいいんですよね。

また、弓を使った演奏もポールは得意としていてテーマを弓で奏でるジャズ・ベースの奥深さも知ることができます。

ジャズ・ベースに興味を持ったらまずチェックしておきたいベーシストですね。

レイ・ブラウン

サムシング・フォー・レスター

レイ・ブラウン(1926年~2002年)はアメリカ合衆国のジャズ・ベーシストでスウィングやビバップを代表するジャズ・ミュージシャンです。

有名なジャズ・ボーカリスト、エラ・フィッツジェラルドと結婚し子供ももうけています。(1952年に残念ながら離婚していますが)

レイ・ブラウンといえばモダン・ジャズ・カルテットやオスカー・ピーターソン・トリオでの活躍が有名でもはやこの人いなくしてビバップジャズやハードバップのジャズ・ベースはなかったといっても過言ではありません。

そんなレイ・ブラウンがリーダー・アルバムとして残した傑作が「サムシング・フォー・レスター」です。

ほんとにね・・・このアルバムでのレイのベースはめちゃめちゃ心地よいです。

これぞウッド・ベースの魅力だと思う素晴らしい音色と演奏をしていますね。

安定感のあるウォーキング・ベースラインやソロでの歌心、ビート感、フィーリングどれをとっても一級品のプレイヤーだなと改めて感じることができるジャズ・ベースの名盤だと思います。

レイ・ブラウンは75歳で亡くなる時まで、弓弾きの手ほどきを受けるなど最後まで進化し続けようとする偉大なミュージシャンでした。

ジャズ・ベースの真の巨人、レイ・ブラウンの演奏は多くの人が聴き後世に残していくべきものだと思いますね。

ロン・カーター

アローン・トゥギャザー

ロン・カーター(1937年〜)はアメリカのアフリカ系アメリカ人のジャズ・ベーシストです。

今なお現役で活躍し続ける最後のジャズ・ジャイアンツの1人です。

ロン・カーターといえばやはりポール・チェンバースに代わるベーシストとして抜擢されたマイルス・デイビス・クインテットでの活躍が有名です。

巨大な手から繰り出される躍動感あふれるベース・フレーズやクロマチック的な音選びは当時のジャズ・ベースの中でもモダンな印象をうけます。

そのロン・カーターがジャズギタリスト界のレジェンド、ジム・ホールと共演したデュオ・アルバムが「アローン・トゥギャザー」です。

タイトル曲のアローン・トゥギャザーやセント・トーマス、朝日のようにさわやかに、枯葉などスタンダード曲がメインの構成になっているこのアルバムではロン・カーターの安定感がありつつも攻めるアプローチを聴くことができます。

これが即興演奏?と思わずにはいられないほど息のあったプレイをみせる二人の演奏は時間を忘れて聴き入ってしまう最高のデュオ演奏のひとつです。

ジムのギターとの相性も抜群!!

ベース・ソロではロンの歌心あるフレーズがこれでもかといわんばかりに炸裂します。

ベーシストだけでなくギタリストも必聴の一枚です。

スコット・ラファロ

ポートレイト・イン・ジャズ

スコット・ラファロ(1936年~1961年)はアメリカのジャズ・ベーシスト。

ビル・エヴァンス・トリオのベースとして20世紀のモダン・ジャズの中でも重要な役割を果たしたジャズ・ベーシストです。

スコット・ラファロは交通事故にあい、わずか25歳という若さでこの世を去りました。

天才は逝くのがはやすぎる・・・

それはジャズだけではないことだと思いますが・・・

さて。彼が残した演奏や音楽は少ないですが、革新的な音楽アプローチやジャズ・ベースの音使いも含めて多くのベーシストに影響を与え続けています。

そんな彼が残した演奏の中でも最高傑作の呼び名が高いのはこのビル・エヴァンスのアルバム「ポートレイト・イン・ジャズ」か「ワルツ・フォー・デビー」でしょう。

このアルバムでピアノ・トリオの在り方がガラッと変わりました。

それまでのジャズはベースはあくまでもピアノの伴奏という立ち位置でしたが、このアルバム以降ピアノ・ベース・ドラムが対等に渡り合う「インタープレイ」が始まりました。

ここまでベースが自由にソロをとるということはありえなかったんですね。

このアルバムにはスコット・ラファロというジャズ・ベーシストの圧倒的な技量と素晴らしい音楽感性が味わえるピアノ・トリオの最高峰ともいえるべき一枚です。

ここまで自由なベースを1930年代に演奏していたという事実が私は信じられないし驚愕してしまいます。

アンソニー・ジャクソン

Alive(アライヴ)

アンソニー・ジャクソン(1952年〜)はニューヨーク州出身のエレクトリックベース奏者で、6弦ベースの使い手として知られています。

ミュージシャンとしての経歴は30年以上ととても長く、多くのミュージシャンが録音やライブの際にまずアンソニー・ジャクソンに声をかけお願いすることから「ファースト・コール・ミュージシャン」とも呼ばれています。

本人はもともとモータウンの音楽に影響を受けてベースキャリアをスタートさせたようです。

アンソニーを一言で言うならなんでもできてしまう超絶技巧のベーシストといった感じでしょうか。

6弦ベースというあまり見かけないベースを愛用しており、アンソニー・ジャクソンの弾くフレーズはときにギターのように繊細で細かく、ときにウッドベースのようにどっしりとしたサウンドでバンドを盛り上げてくれます。

最近ですと、やはり上原ひろみのトリオ・プロジェクトでの活躍がめざましいと思います。

実際に私も上原ひろみを通じてアンソニー・ジャクソンの存在を知ったひとりです。

この「Alive」というアルバムで聴けるアンソニー・ジャクソンのベースは凄まじいの一言です。

上原ひろみの超絶技巧に負けず劣らずのアンソニーのベース、サイモン・フィリップスのドラムはどのメンバーも信じられないくらいのスーパーパフォーマンスなんですが不思議と綺麗に融合したひとつの音楽となっています。

個性の強いメンバーがこれだけ音を出すとまとまるってすごいなーと・・・。

ブルース・ロックバンドのクリームもこんな感じでしたが、それのジャズ版て感じもしますね。

このアルバムにはジャズという音楽を通して出会った3人の奇跡の音がパッケージングされているなと感動します。

ジャズ・ベースの魅力って?

以上、10枚のジャズ・ベーシストの名盤をご紹介しましたがいかがだったでしょうか?

ジャズ・ベースの概念が覆るような演奏をするミュージシャンもいたと思います。

ジャズ・ベースの魅力ってなんだ?と言われると、たかがギター小僧の私には到底正しい答えは出せそうにありませんし言葉で表現するのも難しいと思います。

基本的にはベースってアンサンブルの中ではリズムを作ったり、共演者を安心させてくれる存在だと思います。

ベースがいないとバンド全体がなんとなくしまらない・・・といったことは音楽をやるものなら一度は経験があると思います。

バンドに安心感を与えつつもソロなどでひとつの楽器として主張できるのがジャズ・ベースの面白いところではないかなーと私は感じます。

ベース・ソロでギターのように弾いてみても面白いし、ソロベースでコードのようにベースを弾いてみてもいいし、シンプルなバッキングで他の楽器のハーモニーやメロディを際立たせたりと自由な形で弾けるのがジャズ・ベースを演奏したり聴いたりする楽しみかなと。

もうね・・・ベースの音がとにかく心地よい。

ずーーーっと聴いてられますもん。ジャズ・ベース最高です。

まとめ

有名どころのジャズ・ベーシストを中心にまとめてみました。

今後も気になるジャズ・ベーシストなんかは追加していこうと思っています。

ジャズ・ベースに興味を持っている方はまずは上記に挙げたミュージシャンから聴いてみて、気に入ったアーティストを掘り下げて聴いていくのがいいと思います。

好きになったベーシストはどんなベーシストを聴いて育ったのか?影響うけたのか?といったことなんかを意識しながら検索してみると音楽の幅ってあっという間に広がっていくもんです。

参考になれば幸いです。

素敵な音楽ライフをどうぞ