こんにちは!
ジャズ好きな音楽ブロガーのコバヤシと申します!
さて、最近ジャズ聴いてますか?
今回の記事では・・・
といった疑問にお答えすべく、ジャズの花形ともいえる管楽器、ジャズ・トランペットの達人プレイヤーたちをドドーンと11人紹介していきます!
※各ジャズトランペッターたちの名盤アルバムもあわせて紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
タップできる目次
ジャズ好きが選んだ、最強のジャズトランペット奏者11選
トランペットとサックスはジャズの歴史と発展を知るうえで絶対にはずせない楽器です!
とくにジャズ・トランペットにおいてはプレイヤーによって本当に特徴が違っていて、優しくメロウなミュート・トーンで吹くのが得意な奏者から、歯切れの良いクリアでチカラ強いトーンが特徴の奏者までさまざまです。
今回の記事ではジャズという音楽をひもとく上で、めちゃくちゃ偉大な功績と素晴らしい音楽の歴史を作ってきたジャズ・トランペッターを11人紹介しています。
この記事を読んだら・・・
友達や恋人に語ってもよし!
こっそりとジャズバーでリクエストするのもよし!
気に入ったミュージシャンのレコードを買いあさってみるのもよし!
・・どうです?ワクワクしてきたでしょう!?
それでは、さっそくいってみましょう〜!!
Miles Davis(マイルス・デイヴィス)
この人をなくしてジャズを語ることは間違いなくできないでしょう!!
1番目に紹介するのは“ジャズの帝王”と呼ばれ、デビューから65歳でこの世を去るまで常にジャズ界のトップを走り続けたマイルス・デイヴィスです!!
もうね・・・この人はマジで化け物じみてますね。
ぼくはジャズという音楽を初心者におすすめする時はよくこう言ってます。
ってくらい、マイルスは超一流のジャズマンと常に関わってきた人なんです。
チャーリー・パーカー、ビル・エヴァンス、ジョン・コルトレーン、ポール・チェンバース、トニー・ウィリアムスなどなど・・・錚々たるジャズマンたちがマイルスの音楽を彩っています。
マイルスは「ビバップ」「クール・ジャズ」「ハード・バップ」「モード・ジャズ」「エレクトリック・ジャズ」「フュージョン」と時代の変化にともない自身の音楽スタイルを変えながら常に時代を牽引してきました。
この”新しいことにチャレンジし続ける”という姿勢も改めてマイルスのすごいところだなぁと感じます!
また、マイルスのトランペット・プレイはミュートを使用し、ヴィブラートをあまりかけず吹きまくるというような激しい演奏はほとんどしません。
彼のトランペットはその時に”必要な音”だけを演奏し、常にジャズらしい”都会の夜”を匂わせるサウンドでした。
マイルスの名言におもしろい言葉があります。
「いいプレイをする奴なら、肌の色が緑色でも雇う」
これは当時、黒人への差別が激しいなか”白人プレイヤー”も自身のバンドに雇っていたのです。
生涯において常に”最高の音楽”を作ることだけを考えて生き抜いたジャズの帝王には、全ジャズマンがひれ伏してしまいますね。
ジャズ・トランペットを聴くなら絶対に聴いておくべき偉大すぎるミュージシャンだと思います!
マイルス・デイヴィスのおすすめアルバム「カインド・オブ・ブルー」
全ジャズマンにとって”金字塔”とも呼べるマイルス・デイヴィスの代表作です!
ジャズを知らない人でもこのジャケットは一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?
このアルバムでマイルスは”モード・ジャズ”という新しいジャズのトビラを開くことになります。
ちなみにモード・ジャズというのは、今までのジャズはコード進行にそってアドリブをとっていたのですが、モード(音階)に基づいてソロを吹くという手法になります。
参加メンバーもビル・エヴァンスをはじめ、ジョン・コルトレーン、キャノンボール・アダレイ、ウィントン・ケリー、ポール・チェンバース、ジミー・コブとジャズ・ジャイアンツと呼ばれる方々がズラリ!!
今考えても本当に、すえおそろしいメンバーでの録音だったんだなと・・。
モード・ジャズを代表する1曲「ソー・ホワット」はいまも多くのジャズマンたちが演奏し続けている名曲です。
Clifford Brown(クリフォード・ブラウン)
“ブラウニー”の愛称で親しまれた天才トランペッター・・それがクリフォード・ブラウンです!!
天才トランペッター、ファッツ・ナバロの再来と呼ばれ当時ジャズ界が驚きと期待に満ちあふれました。
ハードバップ初期に非常に卓越したテクニックと艶やかな音色で多くのジャズ名盤を生み出しています。
クリフォード・ブラウンの参加しているアルバムってハズレがないんですよ!
リーダーアルバムも素晴らしいですが、ヘレン・メリルなどのジャズ・ボーカルに参加している時のプレイも極上です!
聴くとわかるんですが、クリフォード・ブラウンのトランペット・プレイって本当になめらかで暖かい音色が特徴的なんですよ。
マイルスと双璧をなす最強のトランペッターだと思います。
しかし、クリフォード・ブラウンは25歳という若さで交通事故によりこの世を去りました。
もし生きていたらどんなに素晴らしく、そして新しいジャズをぼくらに聞かせてくれたのでしょう・・。
彼の死に激しいショックを受けたサックス奏者のベニー・ゴルソンはクリフォードを追悼して「アイ・リメンバー・クリフォード」という、のちにジャズのスタンダードとなる曲を書き上げています。
クリフォード・ブラウンのおすすめアルバム「スタディ・イン・ブラウン」
クリフォード・ブラウンを聴く上でまっさきにオススメしたいのがこのアルバムです!
ドラムにマックス・ローチを迎えた双頭クインテットによるジャズの大名盤です。
このアルバムで聴けるブラウニーのサウンドはトランペット特有のキンキンした音がまったくなく、流れる水のようになめらかで柔らかい音色です。
とくに「チェロキー」や「サンデュ」でのアドリブは必聴!
マックス・ローチの絶妙なドラムプレイに鼓舞されて、徐々にヒートアップしていくクリフォード・ブラウンの最高のプレイを聴くことができます!
Dizzy Gillespie(ディジー・ガレスピー)
天才サックス奏者チャーリー・パーカーとともに「ビバップ」を築いた第一人者として知られ、ラテン・ジャズを広めたジャズ・トランペッターです!
ガレスピーの演奏スタイルは独特です。
ベルが上に突き出たトランペットを、両頬を風船のように最大限にふくらませて高らかなトーンで豪快に吹きまくる演奏スタイルは人気を博しました。
本人いわく、トランペットを曲げると普通のトランペットよりも音が自分に届きやすいからとのこと。
トランペッターとしての実力も素晴らしいですが、それ以上に作曲家としてのセンスもディジーは飛び抜けていました。
ジャズ・スタンダードの「チュニジアの夜」をはじめ「ソルト・ピーナッツ」や「アンソロポロジー」など膨大な数のナンバーを作曲し、多くの曲がジャズ・スタンダードとしていまも演奏され続けています。
ディジー・ガレスピーのおすすめアルバム「グルーヴィン・ハイ」
“ビバップ”全盛期を代表する一枚で、ディジー・ガレスピーの最高傑作との呼び声も高いのがこの「グルーヴィン・ハイ」です!
タイトル曲をはじめ、1曲2〜3分程度の長さの曲ばかりで次々とビバップ特有のフレーズが飛び出します。
チャーリー・パーカーやミルト・ジャクソン、ソニー・スティットからケニー・クラークまで、ジャズの巨匠たちが繰り広げる最強の演奏に酔いしれてください。
Blue Mitchell(ブルー・ミッチェル)
伸びのあるキレイな音色と王道のジャズサウンドでハードバップ全盛期に人気をはくしたジャズ・トランペッターです!
ブルー・ミッチェルのトランペットはストレートで聴きやすく、歌うようなフレーズが特徴的。
実はブルース・ミュージシャンのジョン・メイオールとも共演しており、そのほかにもソウル、ロック、ファンクなど幅広いジャンルのセッションで録音に参加していたりします。
でも、筆者としてはストレート・アヘッドなジャズを演奏するブルー・ミッチェルが一番好きですね!
とくに彼の代表作でもある「ブルー・ムーズ」は全ジャズファン必携の一枚だと思います。
ブルー・ミッチェルのおすすめアルバム「ブルー・ムーズ」
ピアノのウィントン・ケリー、ベースにサド・ジョーンズ、ドラムにロイ・ブルックスを迎え録音されたブルー・ミッチェルの代表傑作!
とくに冒頭の「アイル・クローズ・マイ・アイズ」はブルー・ミッチェルの明朗なトランペットが冴え渡る素晴らしい演奏です。
ハード・バップ期におけるジャズ名盤のひとつといえるでしょう。
ブルーとブラックを基調としたジャケット写真もカッコいいですよね。
Art Farmer(アート・ファーマー)
アート・ファーマーは日本でも人気の高いソニー・クラークのアルバム「クール・ストラッティン」に参加したことでもよく知られているジャズ・トランペッターです。
トランペットだけでなく、フリューゲルホルンでの演奏もこなす万能なセッションマンですね。
アートはかなり真面目な性格の持ち主だったようで、彼のアドリブラインでもその性格のように美しく整えられたサウンドが魅力的です。
トランペットって音も大きいし、派手な管楽器という印象がありますが、アートのプレイはけっして派手ではありません。
そのかわり、サイドマンとしての彼のプレイはとても柔軟でまわりの音を聞き、アンサンブルの中で自分を活かすのがうまいタイプだなと思います。
ジャズ・ギタリストのジム・ホールと似た一面があるジャズマンだなぁと個人的には思ったりしますね。
アート・ファーマーのおすすめアルバム「モダン・アート」
けっして派手な印象はないですが、柔らかで暖かく美しい音色がなんとも素晴らしいアート・ファーマーの代表作がこちら!!
収録曲の「フェア・ウェザー」や「ライク・サム・ワン・ラブ」での思わずうっとりとしてしまう美しいアドリブラインは必聴です。
ちなみに参加メンバーも豪華で、ビル・エヴァンスやベニー・ゴルソン、兄弟のアディソン・ファーマーなど素敵なメンバーが色を添えています。
Lee Morgan(リー・モーガン)
アメリカ合衆国フィラデルフィア出身のジャズトランペット奏者です!
ジャズの名レーベル、ブルー・ノートを代表するトランペッターとしても知られ、その類いまれなる才能から天才トランペッター、クリフォード・ブラウンの再来とも呼ばれました。
1960年にはアート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズにも所属し、活躍しました。
ジャズの名曲「モーニン」のトランペットは何を隠そうリー・モーガンが吹いています。
彼の評価を一気におしあげたのがリー・モーガンのおすすめアルバムでも紹介している「リー・モーガンVol.3」の収録曲「アイ・リメンバー・クリフォード」でのプレイです。
この曲でのモーガンのトランペットは高い評価を得ており、まるでクリフォード・ブラウンが乗り移ったかのような美しい旋律を奏でています。
リー・モーガンのおすすめアルバム「リー・モーガンVol.3」
天才トランペッター少年といわれたリー・モーガンが18歳の時に録音されたリーダー・アルバムです!
亡き天才トランペッター、クリフォード・ブラウンに捧げた「アイ・リメンバー・クリフォード」が収録されており、この曲を聴くために買っても損はしないでしょう。
そのくらいリー・モーガンのトランペット・プレイが神がかっており、時間や空間を超越して聴くものの心に突き刺さる演奏だと思います。
Nat Adderley(ナット・アダレイ)
アメリカ合衆国のジャズ・コルネット奏者。ファンキー・ジャズを代表するジャズマンのひとりです!
サックスで有名なキャノンボール・アダレイの実弟としても知られています。
兄弟そろって音楽センスの塊ですね。
ちなみに兄キャノンボールとの兄弟仲の良さはミュージシャン仲間でも有名だったそうです。ほっこりするエピソードですね。
ナット・アダレイといえばゴスペルの手法を取り入れたファンキー・ジャズの代表曲「ワーク・ソング」が有名で、特徴的なテーマを聴けば「あぁ!この曲か!」となる音楽ファンも多いと思います。
筆者としてはナット・アダレイの元気はつらつとしたトランペット・プレイが大好きです!
彼の音楽は気持ちが沈んでいる時とかに聴くと一瞬で元気になってしまうんですよね。
不思議な魅力を持つジャズマンだと思います。
ナット・アダレイのおすすめアルバム「ワーク・ソング」
名曲「ワークソング」を収録したファンキー・ジャズといえばコレだろ!!といえる名盤です。
参加メンバーも豪華で、ウェス・モンゴメリーやボビー・ティモンズのサポートプレイも素晴らしいほど完璧です。
「コートにスミレを」で聴ける美しいトランペットサウンドも実に素晴らしい!
表現力の豊かなトランペッターだなと改めて感じます。
Wynton Marsalis(ウィントン・マルサリス)
ジャズの名門、マルサリス一家の次男として生まれ6歳からトランペットをはじめたという音楽エリートで育ったウィントン・マルサリスです!
ジャズはもちろん、クラシック奏者としての素養も持ち合わせており、クラシックのソロコンテストで数々の優勝経験をもつ神童です。
ウィントン・マルサリスの知名度を一気にあげたのはアート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズのレギュラーメンバーとして大抜擢されたことでした。
いずれにしても確かな実力をもち、テクニック的にもすぐれたマルサリスが世にでるのに時間はかからなかったでしょう。
演奏力がうますぎてハートがないとかいう評論家もいるようですが、ぼくはまったく思いません。
ここまで歌心とテクニックをかねそなえたジャズ・トランペッターってなかなかいないですよ!ほんとに!
デビューアルバムの「マルサリスの肖像」も近年のジャズアルバムの中では大ヒットを記録し、一気にジャズのトップスターへとのぼりつめました。
現代においては最も著名なジャズ・ミュージシャンのひとりだといえるでしょう!
ちなみに現在までにマルサリスはクラシックとジャズの両部門であわせて9つのグラミー賞を獲得しています。
輝かしい経歴をもつ天才トランペッターですね!
ウィントン・マルサリスのおすすめアルバム「マルサリス・スタンダード・タイムVol.1」
天才トランペッター、ウィントン・マルサリスがスタンダード曲を絶妙にアレンジして吹き込んだ作品集です!
デビューアルバムの「マルサリスの肖像」もおすすめですが、個人的にはこちらの方がスタンダード曲ばかりなので初心者でも聞きやすいかなと思います。
ジャズの偉大なプレイヤーたちをリスペクトしながらも現代のジャズセンスが見え隠れするジャズ・トランペットの名盤だと思います。
Chet Baker(チェット・ベイカー)
父親はプロのギタリスト、母親はピアニストという音楽一家で育ったチェット・ベイカーもジャズの歴史に名をきざむ素晴らしいトランペッターです!
トランペットのサウンドやテクニックはマイルス・デイヴィスに影響をうけたと言われていて、高らかに吹きまくるというよりは叙情的でおちついたサウンドが印象的です。
またチェット・ベイカーはジャズ・シンガーとしても有名で、彼の代表作「チェット・ベイカー・シングス」ではメロウで物憂げな素敵な歌を聴くことができます。
見た目もイケメンで女性ファンも多くいたようですね(男性のぼくですらウットリする素敵な歌声とトランペットなんです)
しかも、チェットは意外にも完全に直感的に演奏するプレイヤーだったようで、音符も読めずスケールも知りませんでした。
耳だけですべてを覚え、独自のフレーズやサウンドを作り上げていったのです。
が・・しかし、麻薬によって人生のどん底に叩きつけられ結局、破滅へと向かって行ってしまいました。
この時代のジャズ・ミュージシャンはマイルス・デイヴィスなど麻薬によって身を滅ぼすジャズマンがあとをたえませんでした。
悲しいことですが、毎日自分の最高を超える演奏を求められていたジャズ・ミュージシャンは心体的にもボロボロの状態だったのかもしれませんね。
チェット・ベイカーのおすすめアルバム「チェット・ベイカー・シングス」
チェット・ベイカーの中でまず聞いていただきたいのがこちらの一枚です!
チェットのボーカリストとしての一面が花開いた傑作で、アルバム全体をとおして気だるくも叙情的な雰囲気が漂う名盤です。
日曜の昼下がりとかに聴きたい一枚だと思います。
チェットのトランペットは難しいことをしていないのですが、ストレートで歌心がありきっとあなた胸に響くサウンドだとおもいますよ。
Kenny Dorham(ケニー・ドーハム)
テキサス州出身のケニー・ドーハムはビバップを代表するジャズ・トランペッターです!
もともとサイドマンとして、数多くのジャズ・ビッグ・ネームたちと共演をしながら自身をレベルアップしていきました。
ライオネル・ハンプトン、ディジー・ガレスピー、チャーリー・パーカー、アート・ブレイキー、セロニアス・モンク、ソニー・ロリンズなど名前を挙げるときりがないほど。
ケニー・ドーハムのトランペットってすごく聴きやすいんですよね。
ストレートで彼の人柄の良さみたいなのがサウンドにも出ている感じがします。
サイドマンとしてここまで活躍できたのもその人柄あってのことではないかなと思います。
ケニー・ドーハムを知る上ではまず「アフロ・キューバ」か「静かなるケニー」あたりのアルバムから聞くことをおすすめします。
「アフロ・キューバ」はその名の通りアフロ・キューバ・ジャズのアルバムですが、ジャズ界では金字塔として評価の高い作品です。
ケニー・ドーハムのおすすめアルバム「静かなるケニー」
上でアフロ・キューバを押しておきながら今回紹介するのはもうひとつの名盤「静かなるケニー」です。
いやー、このアルバムも全体を通して”静”のケニー・ドーハムを堪能できる素晴らしい一枚です。
とくに冒頭の1曲「蓮の花」はミステリアスなベースラインといぶし銀のように響くケニーのトランペットが印象的な1曲。
アルバム全体を通して耽美的な空気感のある一枚で、深い味わいのある大人のジャズを堪能することができます。
Louis Armstrong(ルイ・アームストロング)
「ジャズ好きが選んだ、最強のジャズトランペット奏者11選!!」最後を飾るのは”サッチモ”の愛称で親しまれた20世紀を代表するジャズ・トランペッター、ルイ・アームストロングです!!
この人がいなかったらここまでトランペットがジャズの主流にならなかっただろうし、ジャズという音楽が普及することもなかったように思います。
その明るくコミカルなキャラクターと高い音楽的センスをあわせ持ち、ジャズという音楽をポピュラー音楽に発展させた偉大すぎる功績があります。
トランペットの腕前もとにかく一級品で、早吹きするようなテクニック系ではないにしろ、のびのびとした特徴のあるトーンとフレーズはルイ・アームストロングの専売特許といえるでしょう!
天才トランペット奏者のウィントン・マルサリスも「いろいろなトランペット奏者の良いところを盗もうとしたけど、ルイ・アームストロングだけは盗めなかった。とにかく凄すぎるからさ」と発言しています。
おそらくこの記事であげたジャズ・トランペッター全員がもれなくルイ・アームストロングの影響をどこかしらに受けています。
ジャズの帝王と言われたマイルス・デイヴィスも「アームストロングは喋りまで、すべてがジャズだ」とさえ言っています。
また、特徴のあるダミ声も有名で、「ドゥビドゥビ」といった意味のない音で歌う“スキャット”唱法を最初に生み出した人物としても知られています。
さらに、1964年当時に大ヒットしていたビートルズの音楽チャート3ヶ月連続1位という記録を、ルイの歌う「ハロー・ドリー」という曲ががストップさせ全米を驚愕させました。
・・・とにかく、ジャズ界だけでなく音楽界に多大なる影響をあたえ、いまなお伝説として語り継がれているこの男を聴かずしてジャズ・トランペットを知ることはできません!!
難しいことは考えないでルイのレコードをかけてゆっくり目を閉じ、良質な音楽が生み出す素晴らしい空間にひたってほしいと思います!!
ルイ・アームストロングのおすすめアルバム「この素晴らしき世界」
タイトル曲の「この素晴らしき世界」はジャズに興味がない人でも一度は耳にしたことがあるであろう名曲中の名曲です!
この曲が作られたのはベトナム戦争の真っ只中だったといいます。
柔らかで覚えやすいメロディー、温かみのある独特のダミ声で平和への願いを込めて歌うルイを思うと、思わず涙がこぼれてきます。
どうしてもタイトル曲に注目がいきがちですが、アルバム全体を通してとても完成度の高い一枚となっており、”サッチモ”入門編としてジャズ初心者の方にもおすすめしたい一枚です!
彼のトランペットはひたすらにまっすぐで、”人柄”がここまで音楽に影響をおよぼすのか・・と改めて感じることができる素晴らしい名盤です。
本記事のまとめ
ジャズ好きが選んだ、最強のジャズトランペット奏者11選はいかがでしたか?
ジャズ・トランペットの魅力を余すことなく伝えてくれる11人のジャズマンをご紹介しました!
トランペットはジャズの花形楽器だけあって、どのジャズマンもカリスマ性を感じてしまいます。
それと、同じジャズ・トランペットでも吹き手によってぜんぜん音色やフレーズが異なりますよね!
それがジャズの魅力であり、おもしろいところだと思います。
ぜひ、お酒でも飲みながらジャズ・トランペットの世界に酔いしれていただけたら嬉しいです。
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また、「Amazon Music Unlimitedがどんなサービスなのかわかりやすくまとめた記事」もありますので、参考にしていただけたら嬉しいです!
最後に・・・
当ブログである「kobalog」ではこんな感じで、音楽に関する情報を”楽しく・わかりやすく・役に立つ”をモットーに情報発信しています。
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