評価 |
どうも、音楽ブロガーのコバヤシ(@kobalog_net)です。
エレキギターやアコースティックギターの弦高を測定するのに欠かせないのが、ルーラーやスケールと呼ばれる定規です。
文房具店などで売っている定規で弦高やフレットの測定もできなくはないですが、より精度の高いチェックや調整を求める方なら専用のルーラーを使うべきでしょう。
とくにギターなどの繊細な楽器は、ミリ単位の調整がモノを言う世界。メンテナンス道具も専用のアイテムを使うに越したことはありません。
本記事では、ギターの弦高やフレット幅のチェックができる「バロック&フリッツ ストリングアクションルーラー」について外観や特徴、使い方まで詳しく紹介していきます。
ぜひ最後までお付き合いください。
タップできる目次
Baroque&Fritzのストリングアクションルーラーの外観と特徴
Baroque&Fritzのストリングアクションルーラーは、ギターのあらゆる計測が可能な2枚組のカード型定規です。
2枚とも細かいメモリがたくさんついており、ギターの弦高チェックや弦間の調整、ブリッジのピッチ、抜いたフレット溝の深さなどギターのメンテナンスに測りたい数値を一通りチェックすることが可能です。
1枚目はステンレススチール素材で頑丈な作りなのがポイントで、折れ曲がったりする心配がないので長く安心して使える1枚かと思います。
対して2枚目のカードはプラスチック素材になっており、軽くて持ち運びしやすいのがポイント。
通常のカードと同じ大きさなので、財布に入れておくなど気軽に持っておけるのが良いんですよね。
ちなみに私の持っているiPhoneSEと比べるとサイズ感はこんな感じ↓
重量とサイズは以下です。
・Baroque ruler(ステンレス):約52mm×90mm×1mm 重量:約30g
・Fritz ruler(プラスチック):約54mm×85mm×1mm 重量:約10g
私の場合、ステンレスルーラーは重いのでギターメンテ用の工具箱に入れておき、プラスチックルーラーは財布に入れて楽器屋などでいつでも計測ができるよう携帯しています。
Baroque&Fritzのストリングアクションルーラーをレビュー
それでは、Baroque&Fritzのストリングアクションルーラー(2枚組)を実際に使ってレビューしていきます。
レビュー内容をまとめると以下のとおりです。
- 0.25mmと0.01インチ刻みで弦高の計測が簡単にできる
- 楽器ごとの適正弦高値がわかる表がついている
- 視覚的に適正の弦高調整とフレット幅の確認ができる
- 180日間の延長保証サービスがついている
弦高を測れるルーラー(定規)って色々と発売されてはいるのですが、本製品は特徴の違うルーラーが2枚組になっているのが大きな特徴かなと思います。
パッと見は使い方がよくわからないなーと感じる方も多いかもしれませんが、弦高などの計測方法とルーラー2枚の使い分けを理解できるとギターのメンテナンスが超はかどりますよ。
ここからはバロック&フリッツのストリングアクションルーラーの特徴と使い方についてひとつひとつ解説していきます。
弦高の計測はミリとインチに対応
バロックのストリングアクションルーラーはミリとインチの両方で弦高の測定ができるのが特徴です。
写真の上側がミリスケール、下側がインチスケールとなっており、0.25mm刻みで測定することができ、最大3.5mmまで測ることができます。
カード表面の左右には通常の1mm刻みのスケールと0.5mm刻みのスケールもついているので、定規的な感じで使用することも可能です。
日本だとミリでの計測が一般的ですが、アメリカなどの主な海外製品はインチ基準で作られているため、インチで計測ができないとパーツの交換などで困る場面が意外とあるのです・・。
そういった意味でもミリとインチの両方を手軽に計測できるのは非常に便利なんですよね。
ちなみに私のアコースティックギターだと、6弦の12フレット上の弦高はちょうど2.25mmで、1弦側は2mmでした↓
弦高の適正値表がとても便利
ステンレスルーラーの裏面には、弦楽器のタイプ別に6弦と1弦の適正な弦高サイズが印刷されています。
・・・これがかゆいところに手が届くというか・・意外と役立ちます(笑
弦高を調整するとは言っても、実際にどの程度の高さにすればいいのか迷う方がほとんどだと思います。
その場合は、まずはルーラーに記載されている以下の弦高を基準に調整していくのがよいでしょう。
6弦 | 1弦 | |
エレクトリックギター | 1.5 – 2.0mm .059 – .079inch | 1.0 – 1.5mm .039 – .059inch |
アコースティックギター | 2.0 – 2.5mm .079 – .098inch | 1.5 – 2.0mm .059 – .079inch |
ベースギター | 2.0 – 2.5mm .079 – .098inch | 1.5 – 2.0mm .059 – .079inch |
視覚的に適正値のチェックができるので初心者でも使いやすい
プラスチック素材のフリッツルーラーと呼ばれるカード型定規を使えば、視覚的に一瞬でギターの弦高が適正値の範囲内かどうかをチェックすることができます。
対応しているギターの種類は以下のとおり
- アコースティックギター
- クラシックギター
- エレキギター(ローポジション)
- エレキギター(ハイポジション)
- ベース
ギターだけでなく、ベースの弦高調整にも対応しているのが嬉しいポイント。
他にもフリッツルーラーの裏面にはフレット幅を測るためのメモリがついています。
使い方は以下の写真のようにカードをフレットに合わせるような形で計測していきます。
私が使っているマーチンのアコースティックギターであれば、フレット幅が約45.0mmと一瞬で計測することができました。
自分が弾いているギターの弦間やフレット幅って意外とわからないもんですよね。
フリッツルーラーのような専用の測定器で測っておくことで、自分がどのくらいの弦間やフレット幅のギターが弾きやすいのかイメージがつきやすくなります。
今後のギター選びの参考にもなるので、マイギターのフレット幅がわからないという方はぜひチェックしておくことをオススメします!
いざというときの保証サービスもあり
Baroque&Fritz ストリングアクションルーラーの代理店をしている株式会社フェニックスさんから購入すると、写真のように保証サービスもついてきます。
通常の保証期間は45日間なのですが、LINEのQRコードにアクセスすることで最大180日間の保証の延長が可能です。(ちょいと面倒ですが・・)
保証期間内であれば、正常な使用状態での故障に限り無料で新品に交換してくれるのでなにかと安心です。
あわせて買いたいギターのメンテナンスグッズ
「Baroque&Fritz ストリングアクションルーラー」2枚組についてのレビューはこれで以上です。
ここからは、エレキギターやアコースティックギターのメンテナンスをする上で欠かせない便利グッズをいくつか紹介します。
自分で楽器のメンテナンスができるようになると、今まで以上に自分のギターが好きになりますよ。
今回は代表的なメンテナンスグッズを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
レモンオイル
レモンオイルは、ギターの指板やボディの保湿・クリーニングに欠かせない重要なメンテナンスグッズのひとつです。
ギターなどの弦楽器は木材から作られているため、レモンオイルなどを使用した定期的な保湿やケアが必要となります。
少量をギター用のクロスに塗布し、指板やボディを優しく磨いてあげてください。それだけで楽器がだいぶ長持ちします。
頻度は半年に1回〜2回ぐらいでOKです。私は弦を交換するタイミングでクリーニングも兼ねてオイルを塗るようにしています。
ギター用クロス
ギターを弾き終わったあと、そのままにしておくと手汗や湿気で錆びたり劣化が早まる原因になります。
ライブ後はもちろんのこと、いつもの練習が終わったあとでもサッと拭けるように1枚はギター専用のクロスを持っておくとよいです。
私は安価という理由でモーリス社の楽器用クロスを愛用しています。
クリーニング用ブラシ
クリーニング用ブラシは、楽器に付着したホコリを払うためのメンテンナスグッズです。
ギターの場合は、フレット、ペグ周り、サドル周辺、サウンドホールの中はとくにホコリが溜まりやすいので注意が必要です。
ホコリをそのままにしておくと、余計な湿気をホコリが吸い取ってしまいギターに悪影響を及ぼしかねません。
ちなみに私はMUSIC NOMAD社の「The Nomad Tool」を愛用しています。
Baroque&Fritzのストリングアクションルーラーのまとめ
本記事は「ギターの弦高調整に便利なカード型定規|バロック&フリッツのストリングアクションルーラーをレビュー」について書きました。
特徴をまとめると以下のとおり
- ミリとインチに対応したカード型ルーラー
- 視覚的に弦高やフレット幅の確認が可能
- 180日間の安心保証付き
2枚組で1500円程度と安価で購入できるのも嬉しいポイントですね。
個人的にはエレキ・アコギ問わずギター弾きなら持っておくべきアイテムだと思うので、ぜひこの機会にチェックしてみてくださいね。
携帯しやすいサイズ感や重量なので、財布などに入れておけばギターのメンテナンスもはかどります。
ということで本記事に関してはこれでおしまいです。本記事の他にも、ギターやウクレレのメンテナンスグッズに関するレビュー記事も書いています。
ぜひ読んでもらえると嬉しいです。
・ギタリストが選ぶ、ギタークロスの定番おすすめランキングトップ10!!【大切な楽器を長く使おう】
・キャンプやアウトドアに持っていきたい、おすすめミニギター5選【夏のトラベルはコレで決まり】
最後まで読んでいただきありがとうございました。
以上、コバヤシ(@kobalog_net)でした。