こんにちは!!
ジャズ好きのコバヤシと申します!
さてみなさん、ジャズ聴いてますか?
今回の記事では・・・
といった方のために、ジャズ好きの筆者が選んだ、最強のアルトサックス奏者を11人ご紹介していきます!
また、そのプレイヤーが吹くジャズの名盤アルバムもあわせて紹介していこうと思います。
参考になれば幸いです。
タップできる目次
- ジャズで使われるサックスの種類
- ジャズ好きが選ぶ、おすすめの最強アルトサックス奏者11選
- アルトサックス奏者1人目:Charlie Parker(チャーリー・パーカー)
- アルトサックス奏者2人目:Sonny Stitt(ソニー・スティット)
- アルトサックス奏者3人目:Art Pepper(アート・ペッパー)
- アルトサックス奏者4人目:Jackie McLean(ジャッキー・マクリーン)
- アルトサックス奏者5人目:Paul Desmond(ポール・デスモンド)
- アルトサックス奏者6人目:Ornette Coleman(オーネット・コールマン)
- アルトサックス奏者7人目:Cannonball Adderley(キャノンボール・アダレイ)
- アルトサックス奏者8人目:Lou Donaldson(ルー・ドナルドソン)
- アルトサックス奏者9人目:渡辺貞夫
- アルトサックス奏者10人目:Phil Woods(フィル・ウッズ)
- アルトサックス奏者11人目:Lee Konitz(リー・コニッツ)
- 本記事のまとめ
ジャズで使われるサックスの種類
一口にサックスといっても実はいろいろな種類のサックスがあるのはご存知ですか?
よく使われるのは音域の低いものからバリトン、テナー、アルト、ソプラノの4種類になります。
その中でもアルトサックスは中〜高音域を得意とする管楽器でジャズだけでなくポップスやクラシックでも登場頻度の多い楽器です。
サイズもテナーサックスに比べて小さいので女性や小柄な方にも扱いやすい楽器といえるでしょう。
楽器ごとに音色が全然違っていて、音楽へのアプローチも変わってくるのでその辺も意識して聴くとより一層ジャズサックスを楽しめると思います!
それではさっそくいってみましょう〜!!
ジャズ好きが選ぶ、おすすめの最強アルトサックス奏者11選
さて、ここからはジャズ好きの筆者がおすすめするアルト・サックス奏者を11人ご紹介していきます。
ジャズにおけるアルトサックスはレジェンドな人が多すぎるので、人選に迷いましたがどのアルト奏者も素晴らしいジャズマンばかりかと思います。
ジャズ・サックスに興味がある方はぜひ参考にしていただければ幸いです。
アルトサックス奏者1人目:Charlie Parker(チャーリー・パーカー)
ビ・バップはこの人がいなかったら生まれなかったしジャズという音楽もチャーリー・パーカーなしでは語ることができません。
モダン・アルト・サックスの神様として40年代以降のほぼすべてのアルトサックス奏者に多大な影響を与えました。
というか彼の音楽は今でもジャズの頂点にあり、いまなお多くのジャズマンに愛され続けています。
パーカーは自由に美しくアドリブを吹くことから”バード(鳥)”の愛称で親しまれました。
彼は人間的にはいわゆる”ダメ人間”だったエピソードが数多くありますが、その音楽センスは本物中の本物でした。
どこまでも伸びやかなトーンと信じられないアドリブテクニックで数多くの名曲や名演を生み出しました。
今でも彼の作曲した「コンファメーション」「ナウ・ザ・タイム」「ビリーズ・バウンス」「ヤード・バード組曲」をはじめとした多くの楽曲がジャズセッションの場でスタンダード曲として多くのジャズマンに演奏されています。
またクリント・イーストウッド監督による伝記映画「バード」も非常におすすめなので観てみてください!
チャーリー・パーカーは偉大すぎる最初で最期のジャズマンである!!
チャーリー・パーカーのおすすめアルバム「ナウ・ザ・タイム」
この時代の録音にしては非常に音が良く、しかもパーカーのワンホーンアルバムなので心ゆくまでチャーリー・パーカーのサックスを堪能できる名盤中の名盤。
Fキーのジャズ・ブルース「ナウ・ザ・タイム」はジャズセッションでも定番の1曲。
パーカー作曲の「コンファメーション」は難解ですが親しみやすいメロディーが印象的です。
全ジャズマン必聴の一枚!!
アルトサックス奏者2人目:Sonny Stitt(ソニー・スティット)
天才チャーリー・パーカーと常に比較されながらも、バップ、ハード・バップ一筋のサックス人生を貫き続けたのが名サックスプレイヤー、ソニー・スティットです。
当初はアルトサックス奏者としてスタートしたソニー・スティットでしたが、演奏スタイルの多くの部分でチャーリー・パーカーとの共通点が多く「似ている」と言われるようになります。
そういった面からソニーのことを”アナザー・バード”と人々は呼ぶようになりました。
ソニーはそう呼ばれるのを嫌って中期以降はテナーサックスも吹くようになります。
その後はアルト&テナー奏者として多くの名盤を輩出し活躍する彼ですが、筆者は初期のアグレッシブで迫力満点な彼のプレイが大好きです。
ソニー・スティットのおすすめアルバム「ソニー・スティット・シッツ・イン・ウィズ・ジ・オスカー・ピーターソン・トリオ+3」
前半の5曲はアルトサックス、後半ではテナーサックスを吹きソニー・スティットのサックスの魅力を堪能できる一枚。
とにかく明快にスウィングしている傑作で、オスカー・ピーターソンとの呼吸もぴったり!
最強のオスカー・ピーターソン・トリオをバックに吹きまくるソニーのサックスはまるで生き物のように声高らかに歌います。
アルトサックス奏者3人目:Art Pepper(アート・ペッパー)
ウエスト・コースト・ジャズシーンで常にアドリブの限界に挑戦し続けてきた天才アルト奏者。
チャーリー・パーカー、リー・コニッツとともに3大アルトサックス奏者に数えられます。
白人のアルトサックス奏者といえばまず頭にあがるのがアート・ペッパーだと思います。
彼の甘くメロウな音色とどこか寂しさを感じさせるリリカルな雰囲気は日本でもいまだに人気が高いです。
まさに才能の塊のような奏者だと思います。
アート・ペッパーのおすすめアルバム「アート・ペッパー・ミーツ・ザ・リズム・セクション」
マイルス・クインテットのリズム隊と共演したアート・ペッパーの数あるアルバムの中でも最高傑作の呼び声が高い一枚。
1曲目の「You’d Be So Nice to Come Home To」から緊迫感のあるアドリブが繰り広げられます。
最強のマイルス・クインテットを従えながらも圧倒的に存在感を放つアートのサックスにご注目です。
アルトサックス奏者4人目:Jackie McLean(ジャッキー・マクリーン)
ジャッキー・マクリーンはチャーリー・パーカー系譜の王道ジャズ・サックスプレイヤーです。
彼のアルトサックスは気持ちが乗っているというか・・・非常に感情豊かに歌いあげます。
19歳でマイルス・デイビスのアルバム「ディグ」でスタートを切り、順調にキャリアを積み上げいまやアルトサックスの巨人として堂々たる地位を確立しました。
若いころより、威勢のいいハキハキとしたサックスは聴いていると元気がみなぎってきます。
ジャズ・ピアニストのマル・ウォルドロンと共演した名曲「レフト・アローン」は切々と心に響いてくる名演です。
ジャッキー・マクリーンのおすすめアルバム「スウィング・スワング・スィンギン」
マクリーン27歳の時に残したスタンダード集。
アルバムの最初から最後まで余すことなくマクリーンの好スウィング演奏を堪能することができます。
明るく、楽しく、美しく・・・ジャズが好きで好きでたまらない。
そんな彼の若かりし頃の名盤です!
アルトサックス奏者5人目:Paul Desmond(ポール・デスモンド)
彼ほど美しい音色を持つアルトサックス奏者をほかに知りません!
ポール・デスモンドはウエスト・コースト・ジャズの代表的なアルト奏者です。
デスモンドのクラシック的な美しさを持つ甘美な演奏は、当時の天才アルト奏者チャーリー・パーカーの影響を唯一受けていない奏者と言われています。
リラックスしてジャズを楽しみたいなら、絶対におすすめのアルトサックス奏者です。
レコードに針を落とした瞬間、コクとまろやかさを備えた極上のワインのごとく我々を最上の空間に連れていってくれます。
ポール・デスモンドのおすすめアルバム「テイク・テン」
年代物の極上ワインを開けたかのような甘美な音色が空間を優しく包むポール・デスモンドの代表作。
ミドルテンポのスウィングだけでなく、変拍子ありボサノバありと飽きることなくあっという間に聴き終えてしまいます。
個人的にバック演奏がピアノではなくジム・ホールのギターというところも大好きなポイントです!
アルトサックス奏者6人目:Ornette Coleman(オーネット・コールマン)
フリージャズの先達者として、独自のジャズ美学を貫き続けた男、それがオーネット・コールマンです!
その演奏はまさに鬼神のごとく凄まじく、圧倒的なテンション感で新しいジャズの新風を巻き起こしました。
トランペットのドン・チェリーと共演した名作「ジャズ来るべきもの」はフリー・ジャズ初期の代表作として今なお語り継がれています。
コールマンの恐ろしいところは生涯常に進化をやめなかったところ。
70年代中期は電化音を用いた新しいジャズも模索しました。
そういった意味ではジャズの巨匠マイルス・デイビスと近しいところもあるなぁと感じてしまいます。
オーネット・コールマンのおすすめアルバム「ゴールデン・サークルのオーネット・コールマン」
圧倒的なテンションとアグレッシブに吹きまくるオーネット・コールマンが聴けるサックス・トリオの名作。
アルト・サックス、ベース、ドラムというシンプルな編成で鬼のようにコールマンのサックスが鳴り響きます。
音のアプローチが面白く、ピアノレス・トリオのため和音の制約がなく、檻から解放された鳥のようにどこまでも自由奔放に鳴るサックスが最高。
アルトサックス奏者7人目:Cannonball Adderley(キャノンボール・アダレイ)
ファンキー・ジャズ・ブームの立役者として死してなお絶大な人気を誇るアルトサックスの巨人。
絶妙なリズム感と確かなテクニックで多くの名演、名盤を残しました。
ファンキー・ジャズの名曲「ワーク・ソング」では踊り出したくなるようなキャッチーなリフと明朗なサックスソロが印象的。
代表的なものといえばやはりマイルス・デイビスと共演したジャズの歴史的名盤「サムシン・エルス」でしょう。
世間のキャノンボールのイメージはあのアルバムが強いと思いますが、あのアルバムではキャノンボールのファンキーさは少し控えてますね。(あのアルバムでのキャノンボールも最高のプレイですが笑)
キャノンボール・アダレイのおすすめアルバム「イン・サンフランシスコ」
キャノンボールのファンキーさを決定づけた陽気な一枚。
弟で同じくアルトサックス奏者のナット・アダレイも参加しています。
兄弟そろってファンキーの血は色濃く、「ジス・ヒア」はファンキー・ジャズの傑作曲として人気があります。
「サムシン・エルス」のキャノンボールしか知らない人はぜひ聴いてもらいたいですね!
アルトサックス奏者8人目:Lou Donaldson(ルー・ドナルドソン)
50年代のドナルドソンは真摯にチャーリー・パーカーを追求し続け、ストレート・アヘッドなサックスを披露していましたが60年代に入ってからは一気にファンキー・ジャズへと転向。
そして、ファンキー・ジャズ最大の立役者として活躍するようになりました。
オルガン奏者ロニー・スミスと組んだブルー・ノート時代の名作「アリゲーター・ブーガルー」はそのファンキーなリズムが若者世代にハマり大ブレイク!!
なんとギターはジョージ・ベンソンが弾いています。
ドナルドソンのプレイはやはり根底にチャーリー・パーカー系譜のビバップ要素がありつつも、類稀なるテクニックとファンキーなリズムやフレーズを完全に自分のものにしています。そもそもがめちゃくちゃウマい人なんですよね。
ルー・ドナルドソンのおすすめアルバム「アリゲーター・ブーガルー」
やはりファンキー・ジャズを極めたルー・ドナルドソンが堪能できるこの一枚をおすすめにあげます!
このアルバムは商業的に大成功しましたが、当時のジャズやポップスシーンでは大きな評判を呼んだ作品でもあります。
どこをどう切っても腰をくねらせ踊りたくなるまさにファンキー・ジャズの決定版です。
アルトサックス奏者9人目:渡辺貞夫
アルトサックスといえば我らがナベサダを忘れることはできません!
80歳を超えていまなお円熟味を増し、輝き続ける日本ジャズ界の巨匠です。
日本のジャズを常にリードし、ここまで引っ張ってきた功績は偉大です。
ナベサダもやはりチャーリー・パーカーに多大な影響を受けた1人で、彼のサックス人生もそこからスタートしています。
当時の日本からバークリー音楽大学へ行き、ボサノバなどの音楽を日本に広めていきました。
ナベサダは長いキャリアの中で、様々な音楽ジャンルへも挑戦していますが、一貫してパーカー譲りの「芯のある美しいサウンド」はずっと変わりません。
渡辺貞夫のおすすめアルバム「カリフォルニア・シャワー」
フュージョン系のサウンドをバックに軽やかな渡辺貞夫のアルトサックスが心地よい、彼の大ヒット作。
ジャケット写真やサウンドは時代を感じますが、今だからこそあの時代に憧れる・・・そんなサウンドでもあります。
しかもバックの演奏メンバーがデイブ・グルーシン、リー・リトナー、チャック・レイニー、ハービー・メイソンなど超豪華な顔ぶれ!!
こんなレジェンドたちと共演しているのは日本人だとナベサダくらいのもんだと思います。
アルトサックス奏者10人目:Phil Woods(フィル・ウッズ)
50年代に活躍したパーカー直系のアルト奏者といえばこのフィル・ウッズです。
黒人ならジャッキー・マクリーン、白人ならフィル・ウッズが2大パーカー直系のアルト奏者といえるでしょう。
彼のまっすぐと快活に吹きまくる様はまさに生粋のハード・バッパーといった感じ。
60年代後半はアメリカ不遇の時代の影響を受け、自身の音楽もモードよりな演奏になっていきます。
個人的には初期の元気いっぱいにアルトを吹きまくるフィル・ウッズが好きですが、モードジャズ期のインプロヴァイザーとしてのセンスも素晴らしい。
フィル・ウッズのおすすめアルバム「ウッドロアー」
当時若干24歳のフィル・ウッズが若さに任せて元気よく豪快にアルトサックスを吹きまくる様が収められているジャズの好盤。
まさにパーカー直系のアルトを堪能することができます。
しかし、フィルのスウィング感とストレートアヘッドなフレージングはいつ聴いても素晴らしく気持ちが高ぶりますねー!
アルトサックス奏者11人目:Lee Konitz(リー・コニッツ)
モダン・ジャズにおける3大アルト・サックス奏者のひとりに数えられるのがリー・コニッツです。
ちなみに他の2人はチャーリー・パーカーとアート・ペッパーと言われています。
トリスターノ派の弟子だったリー・コニッツはクール・ジャズを代表するだけでなく常に真摯にジャズと向き合い自己の演奏に磨きをかけ進化し続けました。
トリスターノ時代に学んだ音楽理論とジャズを演奏する楽しさ、心地よさも常に忘れなかったリー・コニッツ。
そこに彼のアルト奏者としての魅力があるように感じます。
リー・コニッツのおすすめアルバム「モーション」
リー・コニッツがトリスターノの影響下を離れ、感情の赴くままにアルトを吹きまくる好盤。
ベースとドラムというシンプルな編成が彼の魅力を引き出しています。
ドラムはあのエルビン・ジョーンズ。「もっといけるだろ?」と言わんばかりにサックスをあおるエルビンのドラムに呼応して熱を帯びるコニッツのサックスが最高です。
本記事のまとめ
ジャズ好きが選ぶ、最強のアルトサックス奏者11選はいかがでしたか?
アルトサックスの魅力を思う存分に伝えてくれる11人のジャズマンをご紹介しました。
甘い演奏もあれば元気が溢れてくるような演奏もあります。
アルトサックスって音色の表現の幅が広い楽器だなーと筆者は常々感じています。
人間の声に近いものがあるんじゃないかな?
ぜひ、アルトサックスの世界に酔いしれてください!
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