ナンバーガールのギタリスト、田渕ひさ子のギターや機材などをまとめてご紹介します!!

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こんにちは!!

音楽ブロガーのコバヤシと申します!

このコーナーは筆者の好きなギタリストに焦点を当てて、そのギタリストの機材やギタープレイ、音楽性などについて掘り下げていく記事となっています!

今回のギタリストは・・・

2019年夏に再結成が決まったロックバンド、NUMBER GIRL(ナンバーガール)のギタリスト、田渕ひさ子です!!

僕は年齢的にはナンバーガールは後追い世代なんですが、めちゃくちゃ大好きなバンドで相当影響も受けています。

ナンバーガールは日本のオルタナ・ロックの火付け役といってもよいぐらい熱狂的なファンも多いバンドです。

向井秀徳(Vo &Gt)の強烈な世界観と歌詞、田渕ひさ子(Gt)の轟音ギター、中尾憲太郎(Ba)のゴリゴリでストレートなベース、アヒトイナザワ(Dr)の正確さと手数の多さを持ち合わせたドラムは見事、バンドの化学反応を起こし、90年代のロックシーンに新風を巻き起こしました!

ギターの田渕ひさ子は大人しそうな見た目とは裏腹に超轟音ギターが最大の持ち味。

彼女に憧れてギターを始めたロック女子も多くいることだろうと思います。

本記事では・・・

  • 田渕ひさ子ってどんなギタリスト?
  • 田渕ひさ子の使用ギターや機材について知りたい
  • 田渕ひさ子の参加バンドでのギタープレイの特徴を知りたい

といった部分を筆者なりにまとめましたので参考になれば幸いです。

ナンバーガールのギタリスト、田渕ひさ子とは?

まずは田渕ひさ子ってどんな人なんや?というところからザックリ説明していきます。

田渕ひさ子は1975年、福岡県福岡市出身のロック・ギタリストです。

愛称はひさ子をもじって「チャコ」と呼ばれています。

普段の一人称は「わたし」なんですが、雑誌などの文章では「ボク」と自分を呼ぶいわゆるぼくっ娘。そこがファン心をくすぐるポイントです。

伝説のバンド、ナンバーガールのギタリストとして1995年〜2002年まで轟音ギターを持ち味にロックシーンで活躍しました。

2002年にナンバーガールが解散してからは、bloodthirsty butchers、toddle、フルカワミキとLAMA、磯部正文BANDと様々なバンドに在籍し、ナンバーガール時代とはまた違うギターを聴かせてくれています。

彼女のトレードマークともいえるのが、フェンダーUSAのジャズマスターとマーシャルのアンプヘッド、そしてオレンジ製のキャビです。

もはや田渕ひさ子セットとも言えるこの組み合わせは、デビュー当時よりずっと使い続けられています。

また、ギター・マガジン誌が主催する”史上最も偉大なギタリスト100人”に数少ない女性ギタリストとしてランクインするなど、国内屈指のジャズマスターの使い手として非常に評価の高いギタリストです。

なんと、意外にも歌もうまく(失礼!笑)ナンバーガール時代にも「真っ昼間ガール」といった曲などで歌声を披露しています。

非常に透明感のある透き通った歌声で、轟音をバックにすると彼女の歌声がすごく映えるんですよね。

男性顔負けのギターテクニックを持ち、インパクトの強いギターで今や日本ロック・シーンを代表する女性ギタリストとなった田渕ひさ子の使用ギターや機材についてここからはみていきましょう!!

田渕ひさ子の使用ギターと機材について

フェンダーUSAジャズマスター

田渕ひさ子のトレードマークといえば、フェンダーUSAのジャズマスターでしょう!

カミソリのように研ぎ澄まされた鋭い音色と暴れまくる轟音ギターは良い意味でジャズマスターだからこそ出せる音だと思う。

デビュー時からずっとジャズマスターを使用しているため、ギターの塗装がピッキングで剥がれてボロボロになっているとのこと。そこもまたカッコいい・・。

ちなみに田渕ひさ子がなぜジャズマスターを選んだのか?という質問には”使いづらいかわいさとコードをジャーンと弾いたときの音の広がりの良さ。アームのかかり具合、そして太い音も出るところが好きなところ”と語っています。

ジャズマスターってチューニングもちょっと狂いやすかったり音も暴れる感じというかまとまっていないところがあって使いこなすのが難しいイメージがあります。

逆にそういったじゃじゃ馬なところが田渕ひさ子と相性が良いのでしょうね。

ヘッド Marshall(マーシャル)マーク2

こちらも田渕ひさ子といえばお馴染みのヘッドです。

個人的にいつも不思議に思うのがマーシャルのヘッドなのになんであんなにジャキジャキとしてカミソリみたいな音が出るんだろう?ということです。

ソロ時の耳を殺しかねない爆音ギターはここから生まれているのです。

キャビネット orange(オレンジ)

これまた田渕ひさ子にかかせないアイテムです。

オレンジ製品ってやはりこのオレンジ色が可愛い。

ライブでもこのキャビを使っていると目立ちますよね。一発でオレンジ製ってわかる。笑

オーバードライブ BOSS BD-2【エフェクター】

田渕ひさ子サウンドを出すのに絶対かかせないのがこのBOSS BD-2です。

メインの歪みはすべてこのエフェクターを使っていて、田渕サウンドの要といえるでしょう。

BOSSの中でも大定番のエフェクターで、非常に歪みの抜けが良いです。

初心者から上級者まで広く支持されている最も使いやすいエフェクターだと思いますね。

ディストーション TOKAI TDS-1【エフェクター】

ナンバーガールの初期から愛用しているエフェクターのひとつ。

激しいサウンドの時に登場します。歪み量やサステイン、highの音を持ち上げたい時に踏んでいるようです。

それにしても恐ろしく激しいサウンドです・・。

KLON CENTAUR(ケンタウロス)【エフェクター】

ソロ時のブースターとしてケンタウロスのエフェクターを使っています。

田渕ひさ子のセッティング方法として、クリーントーンはデカイ音で作った後、BossのBD-2で作る歪みは少し音を小さくしておりケンタウロスでブーストさせているようです。

それによってブーストを踏んだあとに音がしっかりとデカイ音でブーストされるとのこと。

ナンバガのライブ映像を見るとわかりますが、本当にブチ上げサウンドといった感じです。

コーラス BOSS CE2【エフェクター】

ナンバガ時代の名曲「TATTOあり」のソロやイントロなどで使用されているエフェクターです。

通常の音に少しコーラスがかかっただけで随分曲のイメージが変わります。

要所要所で使い分けるのがポイントかなと。

激しいギターソロで使うと人の叫び声みたいに聞こえるのは僕だけでしょうか?

NUMBER GIRL – TATTOOあり(Youtube)

アナログディレイ BOSS RV-3【エフェクター】

田渕ひさ子は自他共に認めるBOSS好きのギタリストですね。

自分でも「私の出す音にはBOSSの成分が含まれているんだと思います。」とも言っています。

このディレイは「NUM-AMI-DABUTZ」のイントロなどで使用しており、けっこういろんな楽曲でも登場してますね。

ギター・ピックについて

田渕ひさ子が使用するギターピックに関しては色々と調べましたが、詳しい情報が出てきませんでした。

わかったのはオニギリ型のピックを使用しているということです。

おそらくあのカッティングの鋭さからして、そこまで固いピックは使用していないと思います。

どこのメーカーで厚みは何ミリという情報がわかる方いましたらぜひ教えてください。

田渕ひさ子のギタープレイ特徴

まずはこのライブ映像をご覧ください!!

NUMBER GIRL – OMOIDE IN MY HEAD(Youtube)

とにかく、凶暴!!音で人を切り刻むことができるならこんな音色なのでしょう。

この小さくておとなしい女性から出ているとは到底思えない、カミソリのようなサウンドが田渕ひさ子の最大の特徴だと思います。

ギターソロの時はまるで何かが乗り移ったかのようにノイズギターを見事に操ります。恐ろしいギタリストです。

ナンバーガールのサウンドを支える単音系のリフは鋭いようでいて極太のサウンドなのです。

あの耳に残る数々のギターフレーズ(田渕ひさ子が考えているのかは謎ですが・・)はギタリストならやはり、コピーしたくなってしまいますね。

また、本人は『練習の鬼』らしくかなり時間を使ってギター練習をおこなうそうです。

ナンバガの時やブッチャーズの時もそうですが、けっこう単音系のリフが多かったりします。

田渕ひさ子のギターは凶暴で激しいんですけど、弾く音がすごく丁寧なんですよね。

音を切るところは切る、伸ばすところは伸ばす。といった感じで基本にとても忠実な感じがします。

このあたりはとても女性らしいなと筆者は感じてしまいます。

だからナンバーガールだけでなく、多くのバンドにおいて加入やサポートの話がくるのかなと思います。

また、普段のおっとりとした雰囲気とステージ上のギャップも田渕ひさ子の魅力のひとつなのでしょう。

田渕ひさ子のギタープレイが聴けるおすすめアルバム

SCHOOL GIRL DISTORTIONAL ADDICT/NUMBER GIRL

初期ナンバーガールの大名盤。

日常に生きる少女や透明少女など、ライブでも定番の楽曲が多数録音されています。

この時点ですでに、ナンバーガールとしての個性がはっきりと確立されているのがうかがえますね。

騒やかな爆音とはまさにこのこと・・・全バンドマン必聴の1枚。

SAPPUKEI/NUMBER GIRL

プロデューサーにデイヴ・フリッドマンを加えて録音されたナンバガ3枚目のスタジオアルバム。

複雑に絡み合うツインギターと、うねりを上げて轟音で迫り来るベースライン、手数の多さで圧倒するドラムと、叫ぶような向井のボーカルが奇跡の融合を起こした名作。

冷凍都市に暮らす人間たちの喧騒を見事、音にパッケージング化しています。

代表曲「TATOOあり」での田渕ひさ子渾身のノイジーなギターソロは、全ギタリスト必聴!

youth(青春)/bloodthirsty butchers

ボーカル、吉村秀樹が生前最後に残した日本ロック史に永遠と刻まれるであろうブッチャーズの大名盤。

轟音ギターの中に、様々な感情が同居するブッチャーズだからこそ作れたであろう作品ですね。

「レクイエム」や「デストロイヤー」で聴ける、吉村秀樹と田渕ひさ子のツインギターは、不思議と懐かしさを感じさせるサウンドに仕上がっています。

北海道が生んだ奇跡のロックサウンドを体験セヨ!!

記事のまとめ

ナンバーガールのギタリスト、田渕ひさ子についてまとめた記事は以上になります。

いかがだったでしょうか?

ナンバーガールは2019年夏のライジングサンで17年ぶりの再結成が決まっているということもあり、またあの轟音ギターが聴けるのは楽しみでしかありません。

その間、ますます進化を遂げた田渕ひさ子のギターに期待せずにはいられません。

あの衝撃と興奮をもう一度!!!

日本を代表する女性ギタリスト、田渕ひさ子からこの先も目が離せませんよ!!

コバヤシ
コバヤシ
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最後に・・・

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