こんにちは!
ウクレレ好きブロガーのコバヤシです!!
ウクレレをはじめて今年で8年目になります。
さてみなさん、ウクレレの練習をしている時にこんな経験はありませんか?
「・・ん?この曲、Low-Gチューニングって書いてあるけど、どういうこと?何をすればいいの?」
・・・わかりますよ、その気持ち(泣)
筆者もウクレレ初心者の頃は、Low-GとHigh-Gの違いがまったくわかりませんでした。
Low-Gチューニングで弾くべき曲をHigh-Gで弾いてしまい、「アレ?なんか音が変だなぁ・・。」となった経験が何度もあります(笑)
というわけで、本記事では・・
・Low-GとHigh-Gの違いってなんだろう?メリットやデメリットも知りたいな
といった疑問を、ウクレレ好きの筆者がわかりやすく説明していきます!
ウクレレで弾き語りをする場合だと、Low-Gチューニングはあまり見慣れないかもしれませんが、『ソロウクレレ』を覚えようとすると必ずと言っていいほど、Low-Gチューニングの表記は登場してきます。
Low-GとHigh-Gの違いを知ることで、より自分にあったスタイルでウクレレを演奏できるようになりますので、知っておいて損はないかと思いますよ!
それではさっそくいってみましょうー!
タップできる目次
今回の動画
今回の記事と同じ内容の動画をYouTubeで公開しています。
動画で内容をチェックしたい方はYouTubeへ、文字で読みたい方はこのまま記事を読み進めてください。
動画だとLow-G弦のサウンドも聴くことができます。
ウクレレのLow-Gチューニングってなに?(High-Gチューニングとの違い)
結論から言うと、Low-Gチューニングとは『ウクレレの4弦を太い弦にして、1オクターブ低い”G”の音にチューニングする』ことです。
ウクレレの弦は、市販で売られているほとんどの製品がLow-Gではなく、「High-G」チューニングの状態で出荷されています。
ですので、もしLow-Gチューニングに変えたい場合は、自分でLow-G用の弦を購入してウクレレの4弦だけ変える必要があります。
さらに初心者の方向けに詳しく説明すると、ウクレレには大きく2つのチューニング方法があります。
それが「Low-Gチューニング」と「High-Gチューニング」です。
どちらも上から(4弦から)「G(ソ)・C(ド)・E(ミ)・A(ラ)」とチューニングするのが一般的。(いわゆる、ハナコさ〜んっていうチューニングですね)
Low-GとHigh-Gでは、4弦の音だけが変わるので音階は以下のようになります。
・Low-Gチューニングの音階
・High-Gチューニングの音階
最初のソ(G)の音だけ違いますよね。
実際に音を出してみると、4弦のチューニングが変わるだけでかなり音の印象が違ってきます。
そのままの状態だとナットにLow-G弦が太くて入らなかったので、少しやすりで削って溝を調整しました↓
初心者の方がいきなりナットの調整をすると、削りすぎたりとミスする可能性が大きいです。
できる限り、ウクレレを取り扱っている楽器屋さんで加工してもらったほうがいいと思いますよ。
Low-G弦の種類について
Low-G弦は大きく分けて2種類の弦があります。それが以下です。
- ワウンド弦(巻き弦)
- プレーン弦(フロロカーボン)
各弦の特徴を説明すると以下になります。
ワウンド弦(巻き弦)の特徴
表面がザラザラしていて、ギターの弦に近い質感です。
チューニングが安定しやすいですが、擦れると金属的な音が出やすいので、弾き方がうまくないと扱いがむずかしいです。
ソプラノウクレレをLow-Gにしたい場合はワウンド弦を選びましょう。
ちなみにウクレレの神様と言われているハーブ・オオタ氏はこのワウンド弦を愛用しています。
代表的なワウンド弦(巻き弦)
Aquila
Famous
SAVAREZ
プレーン弦(フロロカーボン)の特徴
プレーン弦は、通常の1〜3弦と同じ材質のウクレレ弦になるので、ワウンド弦(巻き弦)のように4弦だけ音が浮いてしまうということがないのがメリットになります。
ただ、プレーン弦の場合は、4弦がかなり太くなるのでウクレレのナットやブリッジを加工して、うまくはまるような調整が必要になります。
また、ソプラノウクレレに張ってしまうとスケールが短いため弦がダルンダルンになりチューニングがまったく安定しません。
プレーン弦を張る場合は、コンサートサイズかテナーサイズのウクレレにするのがおすすめです。
ウクレレは一度加工してしまうと、元に戻すのはむずかしいため、Low-G専用のウクレレを新しく買うのもいいかもしれませんね。
代表的なプレーン弦(フロロカーボン)
WORTH
ORCAS
ウクレレLow-Gチューニングのメリット・デメリット
筆者が考えるLow-GとHigh-Gのメリット・デメリットは以下になります。
ここに関しては人によって考え方が違うと思いますので、参考として読んでいただければ幸いです。
Low-Gのデメリット
- コロコロするようなウクレレらしい音になりにくい
- ジャカソロには不向き
- ウクレレによっては、ナットやブリッジの調整が必要
どうしても4弦の音が太くなるので、良くも悪くも重厚感のあるサウンドになります。
なので、ウクレレらしい軽やかでコロコロした音色とはほど遠くなってしまいます。
また、ジャカソロのように全弦をストラミングしてメロディーを奏でるようなプレイにはLow-G弦は不向きです。
実際に演奏してみるとわかるのですが、Low-Gでジャカソロをすると明らかに4弦の音だけが浮いてしまうんですよね。
ジャカソロを演奏した方や、弾き語り中心に演奏したい方はHigh-Gチューニングにするのがいいでしょう!
Low-Gのメリット
- 弾ける音域が広がるので、さまざまな楽曲に対応できる(とくにJazzやポップス)
- ベース音がしっかり聞こえるので意外と歌いやすい
- ギターからウクレレに変えた時にLow-Gだと違和感が少ない
デメリットだけ聞くと、「え?Low-Gってだめじゃん」って思うかもしれませんが、実際はメリットも多いです。
最大の特徴は、『出せる音域が広がることで、いろんな曲に対応できる』ところでしょう。
ウクレレで3弦のC音より低い音が出せるようになるのは、個人的にはすごい発明だと思ってます。
とくにジャズ系やポップス系の曲をソロウクレレで演奏しようとすると、High-Gチューニングだとどうしても出せない音が出てくるのも事実。(弾き方しだいでなんとかなったりもしますが・・)
ハーブ・オオタ氏の代表曲である「スターダスト」や「月の光」なんかはLow-Gチューニングで弾くようにアレンジされています。
コードを弾いた時の美しさや、太く甘いサウンドはLow-Gチューニングならではの魅力だと思いますね。
また、ギターと同じように4弦から1弦にかけて低い音になるので、ギタリストが弾いた時に違和感が少ないのもメリットでしょう。
普段はギターを弾いているけど、ウクレレも弾いてみたいという方は、Low-Gチューニングからスタートするのもアリだと思いますよ。
本記事のまとめ
「ウクレレ好きの筆者がLow-GとHigh-Gチューニングの違いをわかりやすく解説します」について書いた記事は以上になります。
いかがだったでしょうか?
ソロウクレレを弾いてみたいという方だと、そのうちLow-Gチューニングにも興味が出てくると思います。
最近だと、Low-Gチューニング専用で作られたウクレレなども売っているので、ぜひチェックしてみてください。
それでは素敵なウクレレライフを!
最後に・・・
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