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どうも、音楽ブロガーのコバヤシ(@kobalog_net)です。
10穴ハーモニカからクロマチックハーモニカまで、さまざまなタイプのハーモニカを制作し日本を代表するハーモニカメーカーとしても知られるSUZUKI社。
今回はSUZUKIブランドのハーモニカの中でも、比較的値段も安くコスパが良いと人気のモデル「スズキ・ハミング SU-21Humming」をゲットしたので、レビューしていきたいと思います。
そこで本記事では「スズキ・ハミング SU-21Humming 複音ハーモニカ」の外観や特徴、実際に吹いた感想まで紹介していきます。
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スズキ・ハミング SU-21Hummingの外観と特徴
仕様・スペック
音域 | 21穴 |
材質 | 真鍮+クローム鍍金カバー/ABSボディ |
調子 | メジャー14調子・マイナー14調子 |
サイズ | 164×31×23mm |
備考 | ポジションマーク付 |
スズキ・ハミング SU-21Hummingは、鳴りの良さに定評のある初心者から上級者まで人気の複音ハーモニカです。
真鍮性のカバーが採用されており、見た目的にもけっこう高級感のあるデザインだなーという印象。
微妙にビブラートがかかるため、豊かでどこか哀愁のあるサウンドが特徴です。
本器はシンプルで飽きのこないデザインと、ABSボディによる息漏れがしにくい設計で多くのハーモニカ吹きからも人気のある1本なんです。
ということで今回は、スズキの複音ハーモニカの中でも比較的リーズナブルな定番モデル「スズキ・ハミング SU-21Humming」をレビューしていきたいと思います。
付属品・重量
付属品としては、ハーモニカを入れる用のケースとクロスがついてきます。
ケースはハードタイプでABS樹脂性のもの。しっかりした作りなのでハーモニカを傷などから守ってくれます。
埃などがハーモニカ内に入るのを防ぐためにも、吹き終わったら風通しの良いところで乾かしてからケースに入れて保管するのがオススメです。
ちなみに本体の重量は129gと、木製タイプのハーモニカに比べるとかなり軽いですね。
子供でも長時間無理なく吹けるサイズ感、重量感といった感じでしょうか。
スズキ・ハミング SU-21Hummingをレビュー
それでは、スズキ・ハミング SU-21Hummingを実際に吹いてみてレビューしていきます。
レビューの内容をまとめると以下のとおりです。
- 音質良好で初心者が吹くには十分なクオリティ
- 息漏れが少ないので息切れせずにラクに吹ける
- ポジションマークで「ド」の位置がわかるので初心者でも演奏しやすい
総評としては、演奏のしやすさにこだわったハーモニカ初心者向けのはじめの1本、といった感じです。
本機は税込6,050円(2023年5月時点)と複音ハーモニカの中でもリーズナブルな価格帯ですが、さすがスズキブランドだけあって6,000円台とは思えないほどの演奏性と音質、そして細部までクオリティの高い1本だなーと感じました。
ここからはもう少し詳しくレビューしていきます。
音質良好で初心者が吹くには十分なクオリティ
実際に吹いてみて、まず思ったことは「普通に音質良いし、めっちゃ吹きやすい」でした(笑)
サウンドとしては、すごくはっきりしていて明るいという印象。
スズキ・ハミング SU-21Hummingを吹いた演奏動画がこちら。
※韓国の方がSU-21Hummingを演奏した動画を紹介しています。
普通に音良いですよね。動画越しで聞く分には申し分なしといった感じ。
スタンダードな音色なので、いろいろなジャンルにも合わせやすいハーモニカだと思います。
息漏れが少ないので息切れせずにラクに吹ける
スズキ・ハミング SU-21Hummingは、ABS樹脂のボディを採用しているのも特徴のひとつです。
ABSは高密度のため、木製のハーモニカに比べて息漏れがしにくく手入れがしやすいというメリットがあります。
本機はまさにその特徴を受け継いでいて、公式サイトでも「軽い息でも良い音で演奏できる高いレスポンスのハーモニカ」とうたっています。
これは個人的な感想ですが、ハーモニカ初心者の頃って単音を出すのにとても苦労するんですよ。
息が2つのリードに干渉して他の音が混じってしまったり、息がスースー漏れてしまって綺麗な音にならなかったり・・。
その点、スズキ・ハミング SU-21Hummingはすごく単音が出しやすいなーという印象でした。
力まなくてもスーッと音が出るので、木製ハーモニカだと吹きにくいと感じている方は一度試してみてください。
ポジションマークで「ド」の位置がわかるので初心者でも演奏しやすい
スズキ・ハミング SU-21Hummingは、以下の写真のようにドの音が出る位置にポジションマークがついています。
これ、ハーモニカ初心者には地味に嬉しい機能なんですよ。
通常音程のドだけじゃなくオクターブ違いのドにもすべてポジションマークがついているので、複雑な曲を演奏するときや、低い音から高い音に一気に変わる際にサウンドポジションを見失わずに集中して演奏することができます。
ギターやピアノと違って、ハーモニカのように手元が見えない楽器だと、ホントどこを吹けばなんの音が出るとか、音の感覚がわからないんです。
なので、ポジションマークが付いているのは演奏性を高めるという点でもかなりメリットだと思いますね。
合わせて買いたい複音ハーモニカ用アイテム
複音ハーモニカの楽譜 全45曲
プロハーモニカ奏者の山口牧先生が監修した1冊。楽譜がメインの本ですが、ちゃんと複音ハーモニカの持ち方や吹き方についても丁寧に書かれています。
「ふるさと」や「仰げば尊し」といった日本人なら誰もが知る曲から、「ひまわりの約束」や「SAKURA」といった人気のJ-POPも掲載されています。
複音ハーモニカをはじめるなら買っておいて損はない1冊。
ハーモニカ修理工具セット HRT-01
ハーモニカ修理のための道具が一式そろった携帯できる修理キット。
リード交換以外のメンテナンスはこれで一通りできるので、1つ持っておくと何かと重宝すると思います。
複音ハーモニカ4本ケース HSC-T4B
複音ハーモニカを数本所持している場合は、まとめて持ち運べるソフトケースもオススメ。とくに人前で演奏する機会が多い方は予備のハーモニカを持ち歩くケースも多いと思いますので1つあると何かと便利です。
ちなみにこちらのケースは外ポケットと内ポケットがついているのでクロスなどの小物も収納可能。ケースは4本入りと8本入りから選ぶことができます。
スズキ・ハミング SU-21Hummingのまとめ
本記事は「スズキ・ハミング SU-21Humming 複音ハーモニカをレビュー!軽い息でも音鳴りが良い初心者向けの人気モデル」について書きました。
特徴をまとめると以下のとおり。
- 演奏性に特化したメイド・イン・ジャパンのハーモニカ
- 1万円以下で購入できる初心者に最適な複音ハーモニカ
- 安いけど、演奏面も音質も良好でライブでも普通に使える1本
初心者向けハーモニカで予算1万円以内という選択肢は多いと思います。その中でも、とくにおすすめの複音ハーモニカですね。
ハーモニカは場所も取らず、比較的チャレンジしやすい楽器のひとつ。これからハーモニカを始める方にはちょうどいい1本かなと思います。
ということで、本記事があなたのハーモニカ選びのお役に立てれば嬉しいです。
他にもいろいろな楽器のレビュー記事も書いていますので、気になる商品があればぜひ読んでみてくださいね。
・楽器マニアが選んだ、ブルースハープのおすすめランキングTOP10
・KIWAYA KPC-1Kコンサートウクレレをレビュー!様々なプレイスタイルに対応できるオールラウンドな1本
以上、コバヤシ(@kobalog_net)でした。