どうも、音楽ブロガーのコバヤシ(@kobalog_net)です。
フェイマスブランドのウクレレをはじめ、低価格帯ながら高いコスパで人気のKIWAYAウクレレ。
今回はフェイマスの上位ブランドにあたるKIWAYAのオーソドックスなコンサートウクレレをゲットしましたので、レビューしていきたいと思います。
さすがKIWAYAブランドだけあって、弾き心地や音質が良いことに加え、細部までこだわりがみられる1本になっていました。
そこで本記事では「KIWAYA KPC-1K コンサートサイズ」の外観や特徴、実際に弾いた感想まで紹介していきます。
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KIWAYA KPC-1Kコンサートウクレレの外観と特徴
KIWAYA KPC-1Kは、上質なハワイアンコア材を使用したコンサートサイズのウクレレです。
KIWAYAといえば、メイド・イン・ジャパンのウクレレブランドとして国内外問わず高い評価を受けるウクレレメーカーのひとつ。
通常のコンサートサイズのウクレレよりも、少し太めのオリジナルネックを採用しており、押弦しやすくハッキリとした音が出るのも特徴です。
KIWAYAのKPCシリーズには、今回紹介する1Kの他にもマホガニー単板を使用した1Mというタイプや、上位モデルの1K/HGといったウクレレもありラインナップはさまざま。
今回はKPCシリーズの中でも、最も定番と言われるハワイアンコア材を使用したKPC-1Kについてレビューしていきます。
使用している木材
表板 | ハワイアンコア単板 |
裏、側板 | マホガニー |
指板 | ローズウッド(14Fジョイント/18F) |
ネック | アフリカンマホガニー |
ブリッジ | ローズウッド |
KIWAYA KPC-1Kコンサートウクレレの最大の特徴が、表板にハワイアンコアの単板を贅沢に使用している点です。
ハワイアンコアは、明るめではっきりしたサウンドが特徴でウクレレの中でもマホガニー材と並んで最もオーソドックスな木材になります。(ただし価格はマホガニーより高め)
ネックや裏板にマホガニー材を採用していることもあってか、明るすぎず割とマイルドなサウンドが出るウクレレだなーという印象を受けました。
また、安心のKIWAYAブランドだけあって細部の作りは非常に丁寧。
サドル&ナットに牛骨が使われていたり、ペグはゴトーのオリジナルペグが採用されていたりと贅沢な仕様の1本となっています。
ボディサイズ
全長 | 約615mm |
スケール | 約380mm |
ナット幅 | 約38mm |
重量 | 約446g |
KIWAYA KPC-1Kは、通常のコンサートサイズのウクレレとなります。
ウクレレのサイズ(ソプラノ、コンサート、テナー)の違いが知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
ソプラノウクレレだと小さすぎて弦が押さえにくい、という方はコンサートサイズがオススメです。
ソプラノサイズと比べると一回りほどサイズが大きいのがわかると思います。
実際に抱えてみると、思った以上に軽いしボディの厚さも薄いので非常にしっくりくるんですよね。
とくにKIWAYA KPC-1Kは、ハイフレット箇所も押さえやすくピッチも安定しているため、ソロウクレレから弾き語りまでいろいろな用途で使用できる1本かと思います。
付属品
KIWAYA KPC-1Kコンサートウクレレは、とくに付属品はなくウクレレのみでの購入が基本となります。
付属品はないですが、通常のウクレレと違い最初からエンドピンが取り付けられているのは嬉しいですね。
ストラップなしでコンサートサイズのウクレレを弾くのはけっこう抱える力も必要になるので、初心者の方であればなるべくストラップを着けて弾くようにしたほうがいいです。
付属品がないとはいえ、Amazonや楽天で購入する場合は、スタンドやソフトケース、クリップチューナーが一緒についてくるセット購入をすることも可能です。
まぁ、セットで買うからとくに安くなるといったことでもないので、もしケースやチューナーを一緒に買う場合は自分の好きなアイテムを選んだほうが無難かなーと思います。
KIWAYA KPC-1Kコンサートウクレレをレビュー
それでは、KIWAYA KPC-1Kを実際に弾いてレビューしていきます。
レビュー内容をざっくりまとめると以下のとおりです。
- ハワイアンコアとマホガニーの良いところどりなサウンド
- 弾きやすさにこだわった高いプレイアビリティ
- ハワイアン、ジャズ、ロック、ポップスまでジャンルを選ばずに使える1本
総評としては、どこを切り取ってもクオリティの高い国産のウクレレといった感じです。
KIWAYAウクレレの中でも、最もスタンダードで人気が高い1本というのもうなずけるレベルだなーと思いました。
ということで、ここからはもっと細かくKIWAYA KPC-1Kコンサートウクレレをレビューしていきます。
単板ならではの美しい響きとパワフルな音鳴り
まずは、KIWAYA KPC-1Kコンサートウクレレのサウンドチェック動画をご覧ください。
やっぱり単板を使っているだけあって、音の鳴りも良いし綺麗なサウンドです。
音が前にバーンと出る感じがあって、弾いていてすごく気持ちいいんですよね。
また、表版にハワイアンコア単板が採用されているものの、ネックや裏板はマホガニーになっているため、明るすぎず少し落ち着いたサウンドなのもKIWAYA KPC-1Kの特徴だと思います。
まさにハワイアンコアとマホガニーの良いとこどりなサウンドを実現した1本と言えるでしょう。
ちなみに、初期出荷の状態だと「KIWAYA×Worth K BM弦(フロロカーボン)」が張られています。
これがまたマイルドな音色が出る良い弦なんですよね〜。ソプラノやテナーサイズにも張ることができるので、まだ試したことのない人はぜひ使ってみてください。
抱えやすく押弦しやすいUシェイプのネックグリップ
KIWAYA KPC-1Kコンサートウクレレは、押弦しやすいようあえて少し厚みのあるUシェイプのネックグリップが採用されています。
あまり力を入れなくても弦を押さえられるので、演奏のしやすさはグンと向上するんじゃないかなと。
弦がビビったりするなどデッドポイントもなく、どのフレットで弾いてもコードも単音も綺麗に音が鳴りました。
ウクレレとしてのセッティングは、ほぼ完璧といっていいレベルかなと思います。
弦高も測ってみたところ、12フレットで約2.5mm〜3mmなので、やや低めに設定されていますね。
「演奏のしやすさ」に焦点をおいて設計されているウクレレだなーと感じました。
ソロウクレレはもちろんのこと、弾き語りから合奏までどんな演奏スタイルにも合う1本です。
どんなジャンルにも使えるオールラウンドな1本
KIWAYA KPC-1Kコンサートウクレレは、演奏面のしやすさだけでなく、音質も非常に良好なため、どんなジャンルにもオールラウンドに使える1本という印象を受けました。
良くも悪くもどんな音楽にも馴染むサウンドなので、ハワイアンはもちろんのこと、ジャズやポップス、ロックからボサノヴァまでジャンルを問わず弾きこなせるウクレレって感じですね。
ジェイク・シマブクロのようにソロウクレレでがっつり弾きたい方にも、オータサンのようにジャズをお洒落に弾きこなしたい方にもハマる1本かなと。
ショップによっては10万円以下で購入できるので初心者の最初の1本としてもオススメですし、1本目は安いウクレレを買ったから2本目はしっかり使えるウクレレが欲しいなーという方にもぜひ使ってもらいたい1本かなと思いました。
合わせて買いたいウクレレアイテム
KIWAYA KPC-1K以外にも、ウクレレ好きなら持っておきたいオススメのアイテムをいくつかご紹介します。
ひとつ持っておけば、さらに充実したウクレレライフが送れることでしょう!参考になれば幸いです。
クリップチューナー
ウクレレ専用のクリップチューナーです。ウクレレをチューニングする際に必要になるので、必ず1つは持っておくことをオススメします。とはいえ、ギター用のクリップチューナーでもチューニング自体は問題なくできますのでギター用のクリップチューナーを持っている方であればわざわざ買わなくても大丈夫です。
ウクレレのコード本
さまざまなコードの押さえ方が掲載されているコード本です。このコード本はサイズが小さいので、ソフトケースのポケットやカバンに入れて持ち運びしやすいのが良いんですよね。
ウクレレ用ソフトケース
ウクレレを持ち運ぶ際は、ソフトケースがおすすめです。ソフトケースもいろんなタイプが売っていますが、筆者がオススメするのはクッションがしっかり入っていて背負えるタイプのソフトケースです。
あまりに安価なソフトケースですと、かな〜りペラペラな素材なのでウクレレに傷がついたらどうしようって不安になるんですよね・・。
その点、このソフトケースはクッションもしっかりしてますし、ハードケースより全然軽いので幅広い方にオススメできるケースかと思います。
ウクレレ用スタンド
自宅でウクレレを弾く際にひとつ持っておくと便利なのが、このウクレレ用スタンドです。
ウクレレを弾いた後、毎回ケースにしまって保管しているという方もいると思いますが、できればスタンドに置いていつでも弾ける状態にしておくのがオススメです。
置き型のスタンドだけでなく、壁にかけれるタイプのスタンドも売っていますので、自宅の壁に穴をあけてもOKという方は壁掛けタイプを検討してみるのもいいでしょう。
KIWAYA KPC-1Kコンサートウクレレのまとめ
本記事は「KIWAYA KPC-1Kコンサートウクレレをレビュー!様々なプレイスタイルに対応できるオールラウンドな1本」について書きました。
特徴をまとめると以下のとおり。
- 10万円前後で購入できるウクレレの中ではトップクラスのコストパフォーマンス
- 演奏面に特化したメイド・イン・ジャパンのウクレレ
- ジャンル問わずオールラウンドに使える1本
某牛丼チェーン店の「ウマイ・早い・安い」じゃないですけど、「演奏性・音質・価格」とも本当に高いコストパフォーマンスを誇るウクレレだと思います。
とくに2本目のウクレレを検討しているという方は、ぜひKIWAYA KPC-1Kコンサートウクレレを弾いてみてください。
ぶっちゃけ、1万円台のウクレレとは音質、弾きやすさとも雲泥の差があるのできっと驚くと思いますよ。
ということで、本記事があなたのウクレレ選びのお役に立てれば嬉しいです。
他にもいろいろなウクレレのレビュー記事を書いていますので、気になるウクレレがあれば読んでみてくださいね。
・【KIWAYA】UKULELE MINIONS MN-20をレビュー!ミニオン柄が可愛いソプラノウクレレ
・ARIA(アリア) AU-1 ソプラノウクレレをレビュー!【結論:初心者に最もオススメな定番の安価ウクレレ】
以上、コバヤシ(@kobalog_net)でした。