こんにちは!
音楽ブロガーのコバヤシ(@kobalog_net)です!!
いきなりですが、質問です。
「あなたは耳コピが得意ですか!?」
この質問に、堂々とハイ!と言える方・・・少ないんじゃないでしょうか?
実を言うと、筆者もギター歴は14年になりますが、耳コピはかなり苦手なほうでした。
耳コピしてる時間があったら、バンドスコアを買って練習していたので、いつまで経っても音感が鍛えられず・・・。
しかし、耳コピも”正しいやり方やコツ”をつかめると、かなりスムーズに音がとれるようになっていきました。
事実として、今ではバンドスコアを一切買わなくても、大抵の曲は耳コピできるようになりました。
本当に、耳コピは「慣れとコツ」が大切だなぁと思います。
というわけで、本記事では・・・
・耳コピのコツや、おすすめのアプリやソフトなんかもあれば教えてほしいな。
といった疑問を持つ方のために、ギター歴14年の筆者が、耳コピの正しいやり方やコツをなるべくわかりやすく、ご紹介したいと思います。
ギター歴も長くなってくると、耳コピで曲を覚えることも多く(というか最近はすべて耳コピですね・・笑)、ギターやベース初心者の方には役立つ記事になっていると思います。
現在活躍している多くのプロ・ギタリストやプロ・ベーシストも、ほぼすべての人が耳コピをして成長してきたといっても過言じゃないです!
耳コピしたことない、プロミュージシャンを聞いたことないですね。
そのぐらい、耳コピによって「耳を鍛える」のはミュージシャンとしてレベルアップしていく上で、とてつもなく重要な作業だと思います!
本記事を参考に、耳コピのコツをつかんで、楽器の上達に役立てていただければ幸いです!
それではさっそくいってみましょう〜!
<この記事はこんな方におすすめです>
- ギターやベースの耳コピのやり方を知りたい!
- 耳コピのコツやポイントってなんだろう?
- 耳コピに使えるソフトやツールを知りたい
ひとつでも当てはまる方は必見です。
タップできる目次
結論:耳コピは原曲を聞きながらフレーズごとに、「弾いて・止めて・戻して」を繰り返すのが一番はやい
結論から話してしまうと、残念ながら「耳コピ」の上達に魔法はありません。
原曲を聞きながら、その都度止めて音を探して、また巻き戻して〜を繰り返していくうちに、音が聞き取れるようになっていきます。
何度も繰り返しますが、耳コピの上達は「慣れとコツ」です。
めちゃくちゃ地味な作業ですが、コレを何度も繰り返していくうちに、自然と音が聞き取れるようになるし、聞き取るスピードも早くなっていくのです。
ですので、出来る限り”音を止めやすく戻しやすいデバイス”を使って、耳コピするのがオススメです!
昔のカセットテープなんかは、自分の聞きたいところまですぐ戻せるので耳コピには向いていますね。
まぁ、カセットテープで音楽を聴くわけにもいかないので、筆者の場合はスマホとヘッドフォンで耳コピしています。
スマホは、巻き戻ししやすいので気に入っています。
CDプレーヤーとかだと、巻き戻すのに長押しが必要だったりと、かなりメンドくさい作業になるのでオススメしません。
・・・とはいえ、ここで記事を終わらせてしまっては読者の方から、「イヤイヤ!それは耳がいい人だからすぐ聞き取れるんでしょ!?」とツッコミが入ることでしょう。
なので、記事の中盤から後半では筆者なりに考えた、耳コピの順序やコツについて解説していきたいと思います。
耳コピにすぐ上達する魔法はありませんが、できるかぎり耳コピがしやすいようにできるコツやポイントは存在します。
これから説明することを意識して、耳コピするだけでグッと『音をとるコツ』がつかめるようになると思いますよ。
耳コピのやり方(順序やコツ)
筆者がおこなっている耳コピの順序は以下です
- 曲のキーを見つける
- 曲のベース音を聞き取る
- ベース音から、曲のコードを探っていく
- ギターソロやギターリフなど、単音で聞き取れるフレーズを耳コピ
- 原曲と一緒に弾いて、全体像を把握する
ひとつずつ説明していきますね。
1)曲のキーを見つける
まずは、曲のキーを見つけましょう。
曲のキーがわかるのとわからないのでは、耳コピのスピードにかなりの差が出てきます。
なぜなら、キーがわかると”使える音と使えない音”の区別ができるからです。
どうやって曲のキーを見つけるの?と思うかもしれません。
筆者の場合は、曲が流れている最中にいろんなキーのマイナーペンタトニックスケールを弾いてみて、音が合うスケールを見つけそこからキーを探っています。
たとえば、キーがCの曲だったら、Amのペンタトニックスケールが音的にしっくりきますよね。
なので、「キーはAmかCだな」という判断がつきます。
慣れてくると、1分もあればすぐキーが判断できるようになります。
2)曲のベース音を聞き取る
次は、楽曲のベース音だけ拾っていきます。
個人的にこのパートが一番重要なポイントだと思ってます。
ベース音が聞き取れれば、耳コピの7割は終わったと言っても過言ではないでしょう。
ここでのポイントは、ベース音が聞き取りやすいように、ヘッドフォンやイヤホンを使用して耳コピをすることです。
低音がこもりがちな小さいスピーカーとかだと、ベース音がまったく聞こえないので注意しましょう。
低音がしっかり出る大きめのスピーカーで聴くか、ヘッドフォンを片方だけつけながら耳コピするのがオススメですよ!
3)ベース音から、曲のコードを探っていく
ベース音が聞き取れると、そこからコードが探りやすくなります。
たとえば、ベース音がドの音であれば、そこのコードはCかCm、もしくはCM7あたりのコードである可能性が高いです。
コードを的確に耳コピするには、いろんなコードの響きを知っておくことが重要になります。
コードは、大きく分けると以下の4つです。
- メジャーコード(明るい響き)
- マイナーコード(暗い響き)
- セブンスコード(不安定な響き)
- メジャーセブンスコード(お洒落な響き)
ほかにも、オーギュメントとかサスフォーとか、変則的なコードがありますが、たいていの曲で登場するのはこの4パターンです。
なので、この4つのコードの音の響きをなんとなく知っておくだけでも、耳コピできるスピードがかなり上がります!
・・・え?コードの響きってどうやって覚えるって?
ギターコードの教則本を1冊買って、いろんなコードを弾いて音を確認する・・この作業を毎日続ければ、3ヶ月もあればなんとなくコードの響きがわかるようになってきますよ!
千里の道も一歩から!です。
4)ギターソロやギターリフなど、単音で聞き取れるフレーズを耳コピ
単音フレーズの耳コピは、比較的簡単です。
コードと違い、音の重なりが複雑ではないので、原曲を聞きながらひたすら音合わせをしましょう。
とはいえ、「ギターソロなどかなり早いパッセージで弾いているフレーズは聞き取れないよ!」と思う方もいるでしょう。
その場合は、記事の最後でも紹介しますが、原曲をスロー再生できるアプリやソフトを使って耳コピするのをおすすめします。
それと、もうひとつ重要なことは・・・『フレーズを完全に覚えるくらい何度も聞き込む』ことです。
できれば、ギターソロをまるまる”口ずさめる”くらい、何度も繰り返し聴いてカラダに染み込ませてください。
「自分で歌えないフレーズは、絶対に弾けない!」
この言葉を胸に刻んで、飽きるくらいに聞きまくりましょう!
5)原曲と一緒に弾いて、全体像を把握する
最後は、原曲を聞きながら合わせていきます。
この時に注意したいのは、楽曲の構成を意識しながら弾くコト!
「どのタイミングでギターソロが入るのか?」
「どのタイミングでCパートに移行するのか?」
など、曲の細部まで意識しながら弾くのが大切です。
筆者の場合は、ひととおり耳コピできたら、原曲に合わせて10回以上は一緒に弾いて答えあわせをするようにしています。
演奏者のピッキングのニュアンスや、音の強弱まで意識しながら、耳コピできるようになれば上級者の仲間入りと言えるでしょう!
耳コピにおすすめのアプリやソフトを紹介
筆者がオススメする耳コピツールは以下の3つです
- mimiCopy【アプリ】
- Audipo【アプリ】
- Band Producer5【PCソフト】
どのアプリやソフトも、直感的に使いやすいし、耳コピに必要な機能がすべてそろっているのでオススメです。
「mimiCopy」と「Audipo」はスマホやiPadで使えるアプリで、楽曲のスロー再生や巻き戻しがしやすかったりと、なかなか使いやすい耳コピツールです。
あと、値段も安いのが素晴らしい!とりあえずダウンロードしておけば間違いない耳コピツールです。
「Band Producer 5」は、値段は高いですが、自動でコード進行を検出してくれたりと、かなりクオリティは高い耳コピツール。
耳コピ初心者なら、まずはアプリのツールから試してみるのがいいと思いますよ!
本記事のまとめ
「ギター歴14年の筆者が、耳コピの正しいやり方やコツを教えます!」について書いた記事は以上になります。
いかがだったでしょうか?
耳コピは地道な作業です。
辛抱強く、何度も繰り返して音を取るコトで、びっくりするくらいスピードアップすることができます。
最初はしんどいですが、耳コピによって「耳を鍛える」ことで、TAB譜のみで練習している方とかなりの差がついてくると思います。
一緒に耳コピの上達に向けて頑張りましょう!
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最後に・・・
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最後まで読んでいただきありがとうございました。