【音楽】知っておくべき日本のおすすめアングラバンド7選【ジャパニーズパンクを知る】

こんにちは!

音楽ブロガーのコバヤシです!!

実は日本の地下音楽シーンは、海外でも人気が高いということをご存知でしょうか?

アングラシーンでは、ポストパンクやノイズ、サイケデリックやインダストリアルといった普段あまり聞かないようなジャンルの音楽が数多く存在します。

というわけで、本記事では・・・

悩む人

・日本のアンダーグラウンドシーンで代表的なバンドってだれがいるんだろう?

・そもそもアングラ音楽ってどんなもの?

 

といった方のために、日本の代表的なアングラバンドを7つ紹介していきます!

「アンダーグラウンド」というだけあり、かなり過激なサウンドのバンドや変態的で中毒性のある音楽が多いのが特徴。

一度足を踏み入れてしまえば、きっとあなたも底無し沼のようにハマってしまうことでしょう。

今メジャーで活躍しているミュージシャンでも、アングラバンドからの影響を公言している方は数多くいます。

この記事を参考に、少しでも日本のアングラシーンに興味を持ってくれる方が増えたら嬉しいです。

それではさっそくいってみましょうー。

そもそも「アングラ音楽」ってなに?

Wikipediaでは、アンダーグラウンドを以下のように定義し説明しています。

アンダーグラウンドは、地下の意。転じて地下運動。反権威主義などを通じて波及した1960年代後半に起こった商業性を否定した文化・芸術運動のことを指す。アングラとも略される。

引用:Wikipedia

日本だと、代表的なアングラ文化として寺山修司のアングラ演劇や、大島渚といった映画監督の名前が挙げられます。

「悲しくてやりきれない」などのヒット曲を連発したザ・フォーク・クルセダーズも、最初は『アングラフォーク』と呼ばれながらシーンに登場してきたのです。

ヒットという意味では、今では誰もが知るタモリさんも、初期の芸風はアングラ的なお笑いをしていたことでも知られています。

現在メジャーで活躍している人たちも、昔はアングラシーンで興味深いことをやっていた・・なんて人もたくさんいるんですよね。

興味がわいた方は、ぜひチェックしてみてください。

【音楽】知っておくべき日本のおすすめアングラバンド7選

あぶらだこ

あぶらだこ

最初に紹介するのは、1983年に結成され日本アングラシーンの最重要バンドとも言える「あぶらだこ」。

メンバーチェンジや活動の休止はあるものの、30年以上にわたり活動を続けています。

『変態的』という言葉がここまでしっくりくるバンドもなかなかいないでしょう。

楽曲は変拍子やポリリズムのオンパレードで、さらにボーカル長谷川裕倫の独特すぎる歌唱法が、変態性をさらに加速させているんですよね。

しかも彼らの音楽は一曲の中で、コロコロと展開が変わります。

転調はするし、リズムも変わるので、どこからどこまでがひとつの曲なのかわからない部分もあるほど。

とくに長谷川の歌・・(唄?)と難解な歌詞は、一度聞けば脳裏から離れないような、危うい魅力を持っています。

筆者もはじめて「あぶらだこ」の音楽に触れた時は、何をどこから理解すればいいのかわからない・・といった感覚におそわれました。

見てはいけない・聞いてはいけないモノを知ってしまった・・みたいな感じ(笑

それが今では、すべてのCDを買い集めるほど、立派なあぶらだこファンの一人。

2009年のワンマンライブ以降、活動はおこなっておらず、実質活動休止状態ではありますが、気長に活動再会を待ちたいところです。

おすすめアルバム「あぶらだこ(亀盤)」

JAGATARA(じゃがたら)

JAGATARA

じゃがたらは、ボーカルの江戸アケミを中心とする日本のファンクロックバンド。

1990年に江戸が事故で亡くなったことにより、解散しています。

じゃがたらと言えば、強烈すぎる江戸アケミのステージパフォーマンス(ステージ上で生きたままのヘビやニワトリを食いちぎるなど)にばかり注目がいきがちですが、実はめちゃくちゃ演奏がタイトでカッコいいのです。

とくに1stアルバムの『南蛮渡来』は、パンクロックの激しさと、ファンク、レゲエ、アフロビートの要素が絶妙に合わさったジャパニーズ・ファンクの傑作。

代表曲の「でも・デモ・DEMO」で、’日本人てくらいね、性格がくらいね〜’と歌う江戸アケミの一節に、彼らの魅力がぎゅっと詰まっているように感じるのです。

江戸が紡ぐリアルを描いた歌詞や、ギターのOTOを中心とする、タイトかつアグレッシブなバンド演奏は80年代当時の音楽としては最先端をいっていたように感じます。

そして、江戸の没後30年になる2020年に、なんと「Jagatara2020」として再始動するという嬉しいニュースも飛び込んできた。

まだまだJAGATARAは我々を興奮させてくれそうだ。

おすすめアルバム「南蛮渡来」

INU

INU

INUは、小説家・ミュージシャンの肩書きを持つ町田町蔵を中心として1979年に結成されたパンクロックバンド。

パンク×インテリの雰囲気を持つ独特なバンドで、オリジナルアルバムは「メシ喰うな!」と「牛若丸なめとったらどついたるぞ!」の2枚のみ。

いわゆるオラオラ系のパンクではなく、ストゥージズやパブリック・イメージ・リミテッドなどの影響を感じるポストパンク的な要素が強いのも特徴です。

1981年にリリースされた『メシ喰うな!』はジャパニーズパンクの金字塔とも言われ、町田町蔵の強烈なボーカルと独特な言語感覚・・・そして、ギターの北田昌宏のテクニカルなプレイが光る1枚。

ギターの北田は、ミュージックスクールの特待生になるほどの腕を持った天性のギタリストだったようで、パンクにテクニカルが合わさったこの”違和感”こそがINU最大の魅力ではないだろうか。

さらに、アルバムを発表した当時の町田はなんと18歳というから驚き。あふれんばかりの才能を感じる。

おすすめアルバム「メシ喰うな!」

THE STALIN(ザ・スターリン)

ザ・スターリン

ボーカルの遠藤ミチロウを中心に1979年に結成されたパンクバンド。

遠藤ミチロウは、日本のパンクシーンにおけるレジェンド的な存在で、シーンにおいていまなお彼のフォロワーは後をたたない。

日本で一番危険なパンクバンドとして、攻撃的なサウンドと破天荒すぎるライブパフォーマンスで人気を集めた。

バンド名の由来は、ソ連の独裁者だったヨシフ・スターリンからとっており、「世界で最も嫌われている男の名前をつけたらすぐに覚えてもらえる」という理由でつけられたとのこと。

ラモーンズやピストルズの影響を感じるストレートな8ビートと、破壊的なギターサウンド、そして皮肉をこめたミチロウの歌は若者の心を動かす”何か”があった。

まずオススメしたいアルバムは、メジャーデビュー作であり彼らの代表作『STOP JAP』でしょう。

とくに、”吐き気がするほどロマンチックだぜ”と歌う1曲目の「ロマンチスト」は必聴!

これを聴かずしてジャパニーズパンクは語れないだろう。

おすすめアルバム「STOP JAP」

裸のラリーズ

裸のラリーズ

ギターボーカルの水谷孝を中心に1960年〜1990年に活躍したサイケデリックロックバンド。

熱狂的なファンを持つバンドのひとつで、国内だけでなく海外でも人気の高いバンドだ。

裸のラリーズの音楽は一言で表せない部分が多いが、一般的にはノイズ、サイケ、アヴァンギャルドといったジャンルが当てはまるかと思う。

水谷のフィードバック奏法による異常なまでの大音量ノイズによるプレイは、『ジャパノイズ』と呼ばれ、日本のアンダーグラウンドシーンにおいても強烈な個性を放っている。

音源自体はすでに廃盤となっているものも多く、現存する盤面は市場においてプレミア価格で取引されることも少なくないのだそう。

実は裸のラリーズは、村八分の山口富士夫をはじめ、さまざまなメンバーが入れ替わり立ち代わりで参加していることでも知られている。

裸のラリーズに関する情報は、90年から活動休止状態ということあり非常に少ない。

その希少さもまた、『裸のラリーズ』というバンドを神格化する所以だと筆者は思う。

おすすめアルバム「’77 LIVE」

FRICTION

FRICTION

フリクションはベースのレックを中心として1978年に結成されたポストパンクバンド。

ドラムスを務めていたのは、ブランキー・ジェット・シティの中村達也。

彼らを知る上で絶対に聞いて欲しいのが、1stアルバムである『軋轢』だ。

和製ギャング・オブ・フォーのような、ヒリヒリと焼けつくソリッドなギターと、鬼気迫るようなドラミングが印象的なジャパニーズロックの名盤。

本場ニューヨークパンクさながらの、パンクサウンドが素晴らしい。

特筆すべきは、やはりツネマツマサトシの切れ味鋭いギターだろう。

アルバム全編にわたりパワーコードがまったく使われておらず、掻きむしりながらギターを弾きまくる様はまるで鬼神のよう。

30年以上も前に、ここまで無機質で焼けつくようなサウンドを持つバンドがいた・・ということが奇跡だと思う。

おすすめアルバム「軋轢」

村八分

村八分

最後に紹介するのは、日本における最初期のパンクロックバンドとも称される「村八分」です。

もうバンド名からして、圧倒的に反体制・アンチコマーシャリズムの香りがするバンドですが、そのとおり(笑

バンドを一言であらわすなら『超攻撃的なロックンロールバンド』になるかなと。

ローリング・ストーンズらの影響を感じるブルースロックに根ざしたバンドサウンドと、ボーカルの柴田和志(通称チャー坊)のがなり声は、一度聞いたら忘れることのできない迫力を持っている。

唯一の正式音源は、1973年に発売された「ライブ」のみ。

たった1枚の正式音源だけで(しかもライブ盤という)、ここまで高い評価をえたバンドは長い日本の音楽史をたどっても他にいないと思う。

全16曲、一部のスキもなくハイテンションのロックンロールを聴くことができる。

チャー坊の歌もキレッキレで良いが、それ以上にギタリスト山口富士夫の「THE R&R」なギターサウンドがめちゃくちゃカッコいい。

すべてのギタリストに聞いていただきたい、永久保存版の1枚だろう。

おすすめアルバム「ライブ」

本記事のまとめ

「知っておくべき日本のおすすめアングラバンド7選」について書いた記事は以上になります。

うーむ・・・こうやってバンド名を並べてみると、かなりキワキワな名前が多いですね(笑)

今回紹介した7つのバンドは、サウンドや歌詞、アティチュードも含めて「アンチコマーシャリズム」を持っているのが共通かなと思います。

何者にも媚びることなく、自分たちの音楽を貫き通し続けたバンドだなと、記事を書いていて改めて感じました。

だからこそ、一部の日陰者たちから共感を得るし、熱狂的なファンが多いのもうなづけます。

上記で紹介したバンドの音源は、一部サブスクでは聞けないものも多いので、CDを購入して聞くことをオススメします。

ちゃんと聞くとマジでカッコいいバンドばかりなので、ぜひチェックしてみてください。